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「Facebookの次」を考える為にネットを使ったコミュニケーションを整理してみた


コミュニケーションってヒトの本能的な欲求だと思うんですよね。

インターネットのおかげで手軽に多くの人とコミュニケーションを取ることができるようになっているけど、年齢や環境の変化で人間関係がアップデートされるように、主要なSNSも移り変わっていくのは仕様がないと思っています。

「Facebookはもうクールじゃない」とか「LINEの既読って疲れる」といった話題を目にする度、将来どんなコミュニケーションが主流になるんだろう?と最近よく考えます。

そこで、インターネットでコミュニケーションが取れる各サービスの状況を俯瞰的に見るためにマッピングしてみました。

ごちゃごちゃした図になってしまいましたが、横軸はテキスト、写真、音声、動画などコミュニケーションの手段を表しており、右に行くほど伝えられる情報量が多いです。例えば、手紙より電話、電話より実際に会った方が短時間に多くのことを伝えられることを想像してみると理解がしやすいはず。

縦軸はコミュニケーションを取る人数を表してます。1対1、グループ内でのコミュニケーション、オープンなコミュニケーションのだいたい3つがあるかと思います。

この図を眺めてみると、情報量と手間が少ないコミュニケーションはアクティブ率が高い傾向にあるように思えます。動画チャットや電話よりもメールの方が気軽だし、文章よりLINEのスタンプはスタンプだけでラリーが続くほど気軽にコミュニケーションが取れるような感覚がします。

今のところ、SNSの主要収益モデルは広告で、広告の売上を増やすためにはユーザー数とアクティブ率、あとはターティングのためにユーザーのデータなんかが重要です。IPOしたFacebookやTwitterがいる左下の領域は、繋がれる人が多く、アクティブ率が高いサービスが所属する領域。

ここ最近は、左上の領域の主にメッセンジャー系サービスが成長してます。クローズドなサービスはネットワーク効果が働きにくいけど、炎上や遠慮が少ない気軽なコミュニケーションが取れるので、今後の主流になっていくのかも。

また、動画系のサービスも注目され始めていて特に、ツイキャスやVineは認知度がかなり上がってきているように思えます。昔は動画ってハードル高いよなーと思っていたのですが、これらのサービスが普及し自分を動画に映し人に見せる心理的コストが下がると、今後、Undaのような1to1の動画コミュニケーションサービスも一般化するかも。

これからさらに、ハードウェア、特に新しいウェアラブルデバイスが出てくることで、どんなコミュニケーションが生まれてくるのか、引き続き見守っていきたいと思います。

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Facebookが創業以来買収してきた43社を分析したりTwitterと比較してみたりした


TwitterAppleAmazonに続き、今回はFacebookの買収リストを作ってみました。情報ソースによってバラつきがありますが、2004年の創業以来43社の企業を買収してきたFacebook。まずは時系列毎に買収してきたスタートアップをリストアップしてみます。

で、これをスタートアップのジャンルや買収の目的と考えられる5つの要素に整理してみました。

「SNS/位置情報」・・・Facebook同様のSNSや位置情報共有など特化型SNSを運営
「顔認識/写真共有」・・・写真共有サービスや画像処理テクノロジ、顔認識サービスなどを開発
「広告/収益強化」・・・アドネットワークやFacebookのマネタイズの助けとなるサービスを運営
「デザイン/開発強化」・・・バックエンドのサービスやデザインを得意とする開発会社
「開発者向けプラットフォーム」・・・アプリやゲームなど、開発者向けプラットフォームを運営

2011年からスマホ領域の買収が一気に増加

2007年から2011年までPC関連の買収が中心でしたが、それ以降はスマホ領域のスタートアップの買収が一気に増加しています。そういえば昔のFacebookのスマホアプリはHTML5で動作が遅く使いづらいと評判だったなぁ。モバイルの収益化も遅れていて大丈夫か?なんて言われていたけど、今や広告売上の半分はモバイル経由。買収したこれらの企業も寄与しているかもですね。

また、FacebookのIPOは2012年5月でしたが、IPO前後の4ヶ月間でInstagramを始め、一気に10社ほどスタートアップを買収していることが分かります。

Twitterの買収と比較してみる

これは以前作成した、Twitterが買収してきたスタートアップをカテゴリ分けした図。

これを見ると、Twitterはソーシャルリスニングやビッグデータ分析系、セキュリティ系のB2Bスタートアップを結構買収していましたが、Facebookはこれらのジャンルの企業をほとんど買収していません。同じSNSでも買収する企業の種類に違いが見て取れるのは、設計思想やマネタイズや将来のビジョンから来るものなのか、なかなか興味深かったです。また、創業から上場までの買収件数はTwitterもFacebookも同数の29社でした。

このシリーズの次回は、ハードウェアの領域へ進出してきているGoogleの買収リストを頑張って作ってみたいと思います。


Snapchatが想像以上に世界中で流行っていて驚いたのと、日本での流行を阻んでいるのはやっぱりLINEなんだろうなぁと思う件


最近、Facebookを脅かすサービスとして、「Snapchat」の文字をメディアで見ることが増えてきたような気がします。

Snapchatは送信されたデータがすぐに消去されるので、アメリカのティーンエージャーがSextingをはじめとする仲間内のコミュニケーションに使う分には適しているサービス、らしい。

Snapchat=アメリカのティーンエージャー向け、という文脈で紹介されていることが多いような気がするのだけど、他の国では流行っているのかな、どうなんだろ。

ということで、アプリのストアランキングが調査できるAppAnnieで各国のSnapchatのランキングを調べてみました。対象はiOSでSnapchatがカテゴライズされている「Photo and Video」カテゴリの2013年12月の平均順位を調査しました。

欧米圏(アメリカ・イギリス・スペイン・フランス)

アメリカだけじゃなく、ヨーロッパでも同じく人気みたい。特にフランスとイギリスはすごいなー。

南米(ブラジル・アルゼンチン・ペルー・ウルグアイ)

ヨーロッパだけでなく、南米でも人気の模様。ラテン系の若者が楽しそうに写真を送り合う姿は容易に想像できるかも。

アジア(インド・中国・韓国・シンガポール)

シンガポールはなんとなく分かるんだけど、インドでも人気らしいのが意外。韓国と中国ではイマイチ火がついていないらしい。

日本

まわりで使っている人いないもんなー。

まとめ

欧米圏と比較すると勢いは少し落ちるけれどアジアでも人気なSnapchat。ただし、中国、韓国、さらに際立って日本のランキングは低い。

この結果だけを見ると、この記事みたいに「日本がガラパゴスだから」とネガティブに考えてしまいがちですが、日本の10代〜20代のコミュニケーションはLINEで事足りてるんだろうなぁ。同じように韓国にはKakao Talkがあり、中国にはWeChatがあるわけです。

情報がアーカイブ化されてきた従来のインターネットとは異なり、コミュニケーションのログが消去されるというSnapchatの新規性はとてもよく理解できるし、欧米圏の若者が監視も炎上もない自由なコミュニケーションをする上で都合が良かったのはなんとなく分かる。ただ、それは「友人と楽しくコミュニケーションする」という目的を果たすひとつの手段にしかすぎない気がするし、その目的は日本ではLINEによって達成されちゃってるんじゃないのかなぁ。ログが消える機能はないけど。

ただ、画像や動画が削除されるということは、かなり際どいコミュニケーションが可能になるし、やっぱりそれって楽しいんだろうなぁ。それが続くとSnapchatでのコミュニケーションって楽しいよねっていう感じに仲間内でなっていって、LINEの楽しさ+スピード+利便性よりSnapchatの楽しさの方が上だと思ったコミュニティから使いはじめるんだろうか。

いずれにせよ、個人的にはSnapchatが日本でどうやって受け入れられるのか、とても関心があるので継続的にウォッチしていきたいと思います。


ようやく100万DLを達成したFaceBook Home:失敗との声も。

photo credit: Robert Scoble via photopin cc

世界で11億人のアクティブユーザーを抱えるFacebookが出したFacebook Homeがリリース1ヶ月でようやく100万DLされたようです。
Facebook Home Finally Hits 1 Million Downloads

リリース直後には多くの端末でインストールできないという問題も報告されており、何かとトラブルが続いていましたが、DL数という結果でも苦戦している模様です。Facebook社内の大半はiPhoneユーザーだったという情報もあり、それが本当だったらうまくいかないのもムリはないかなと。

この記事でも書きましたが、モバイル戦略を考える上で、ユーザーがスマートフォンからインターネットへ接続する入り口を抑えることができると、多大な利益を生み出すことができるはずです。この領域を狙ってくるところは今後もたくさん出てくるはずなので、Facebook Homeがこけてしまうと、Facebookとしては今持っている絶対的なユーザー数という優位性が崩れ、大変な状況にもなり得るかなと思っています。