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ジェフ・ベゾスが個人で投資するスタートアップの陣容から漂う「未来を作っている感」がヤバイ

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アマゾン創業者で知られるジェフ・ベゾスですが、個人の投資会社Bezos Expeditions経由でいくつかスタートアップへ投資しています。投資リストを見ると、大きなリターンが見込めそうな手堅い投資もありつつ、未来だなーと思えるような会社が多くてびっくり。Bezos Expeditionsのサイトに掲載されているスタートアップをカテゴリに分類して並べてみました。

大きく成長した話題のサービスにも投資してた

先日大型の調達を実施したAirbnbはじめ、日本にも上陸したUberや昨年上場したTwitterにもシリーズBで投資しています。リターンがすごいことになっていそうですが、早めの段階で目をつけて投資できるってすごい。

Airbnb
概要:宿泊部屋のシェアサービス
創業時期:2008年8月
投資時期:2011年7月
投資ラウンド:シリーズB

Twitter
概要:140文字限定のSNS。2013年にIPO
創業時期:2006年3月
投資時期:2008年5月
投資ラウンド:シリーズB

Uber
概要:オンデマンドのハイヤー配車サービス
創業時期:2009年3月
投資時期:2011年12月
投資ラウンド:シリーズB

Linden Lab
概要:仮想世界セカンドライフの開発
創業時期:1999年
投資時期:2006年11月
投資ラウンド:シリーズB

宇宙/新エネルギー関連への投資

宇宙関連事業といえばSpaceXでロケットを開発するイーロン・マスクをイメージしますが、ジェフ・ベゾスも同様にロケット開発の会社に投資をしており、ベゾス自らがファウンダーを務めています。また、ロケット関連なのか新エネルギーの開発を行う会社に2社投資しています。

Blue Origin
概要:安価なロケット開発。ジェフ・ベゾスがファウンダーを務めている。
創業時期:2011年
投資時期:2011年
投資ラウンド:創業資金

General Fusion
概要:核融合エネルギーの開発
創業時期:2002年
投資時期:2011年5月
投資ラウンド:シリーズB

Sapphire Energy
概要:バイオ燃料の研究開発
創業時期:2007年
投資時期:不明
投資ラウンド:不明

ハードウェア関連への投資

量子コンピュータなんて、マンガの世界だけのイメージでしたが、実際に量子コンピュータの開発を行うD-Waveや3Dプリンタの火付け役のひとつMakerBotにも投資しています。

D-Wave Systems
概要:量子コンピューターの開発
創業時期:1999年
投資時期:2012年10月
投資ラウンド:シリーズC後のVenture Round

MakerBot
概要:3Dプリンターの開発製造。2013年にStratasysが買収。
創業時期:2009年1月
投資時期:2011年8月
投資ラウンド:Venture Round

Rethink Robotics
概要:安価な製造業向け作業ロボット開発
創業時期:2008年
投資時期:2012年6月
投資ラウンド:シリーズC

ヘルスケア/教育関連への投資

USではかなり一般的に使われているらしい診察予約・クチコミサービスのZocDocにシリーズAで投資していたり、起業家養成スクールのGeneral Assemblyに投資していたりと、ここのカテゴリの投資実績もなかなか興味深いです。

Qliance
概要:月額料金のプライマリーヘルスケアサービス
創業時期:2006年
投資時期:2010年4月
投資ラウンド:シリーズB

ZocDoc
概要:診察オンライン予約サービス
創業時期:2007年9月
投資時期:2008年8月
投資ラウンド:シリーズA

Everfi
概要:青少年向け金融教育プラットフォーム
創業時期:2008年
投資時期:2012年8月
投資ラウンド:シリーズB

General Assembly
概要:起業家やクリエイターを養成するOnline/Offlineのスクール
創業時期:2011年1月
投資時期:不明
投資ラウンド:不明

エンタープライズ関連への投資

有名なプロジェクト管理ツールBasecampの開発元へ投資していたり、2012年にIPOしたWorkdayに投資していたりと、堅実にエンタープライズ関連にも投資しています。

37signals
概要:プロジェクト管理ツールBasecampを開発・運営
創業時期:1999年
投資時期:2006年
投資ラウンド:シリーズA
投資金額:不明

Aviary
概要:他アプリ向けに写真編集機能を提供するSDKを開発
創業時期:2007年
投資時期:2012年6月
投資ラウンド:Venture Round

Domo
概要:エンタープライズ向けビッグデータ分析ツール
創業時期:2011年7月
投資時期:2013年3月
投資ラウンド:シリーズB

MFG.com
概要:製造業向けマーケットプレイス
創業時期:2000年
投資時期:2005年9月
投資ラウンド:シリーズA

Workday
概要:エンタープライズ向け人事管理システム。2012年にIPO。
創業時期:2005年3月
投資時期:2011年10月
投資ラウンド:シリーズF

その他カテゴリへの投資

買収したワシントン・ポストに続くメディア関連投資であるBusiness Insiderやご近所SNSのNextDoor、アカウント集約サービスのDoxoなど、どんな未来を描きながら投資しているのでしょうか。かなり気になります。

Business Insider
概要:オンラインビジネスメディア
創業時期:2007年5月
投資時期:2013年4月
投資ラウンド:シリーズD後のVenture Round

Doxo
概要:様々なサービスのアカウントを集約できるサービス
創業時期:2008年
投資時期:2009年11月
投資ラウンド:シリーズA

GlassBaby
概要:ガラス製品を販売するECサイト。AWSの事業開発担当者がアマゾン入社前に立ち上げたらしい。
創業時期:不明
投資時期:不明
投資ラウンド:不明

NextDoor
概要:ご近所さんと交流できるプライベートSNS
創業時期:2010年
投資時期:2013年2月
投資ラウンド:シリーズB

Stack Exchange
概要:無料のQ&Aサイト
創業時期:2008年7月
投資時期:不明
投資ラウンド:不明

個人で開発中のサービス→α版参加募集中!ツール選びに悩んだらtoolbase

Amazonが20件の企業買収で強化しようとした領域を整理してみた


最近、TenMarksを買収したことでEdtechに進出か、と話題になったAmazon。
ますます巨大化して生活の大部分に浸透し始めているAmazonが10年後、どんな姿になっているのかはまだ誰にも分からないけど、Amazonが買ってきた企業を見ると、今後どんな分野に力を入れていきそうか見えたりするのかも。そんなことをふと思ったのでまとめてみました。

公開されてる情報を見る限り、直近5年間で20社を買収しているAmazon。買収した企業をそれぞれ「Kindle」「TV/音楽」「決済」「EC強化」「教育」の5カテゴリに分類してみました。

最近頑張っているKindleの強化に役立ちそうな企業や、屋台骨のEC関連の企業はコンスタントに買収してます。Kindleとの相性がいいEdtech関連の企業買収は今後も増えていきそう。

また、決済関連も気になるところ。最近自前の決済サービスとして「Login and Pay with Amazon」を発表したけど、直近で買収したGOPAGOはリアル店舗で使うPOSのシステムを作っている会社。オンライン/オフラインどちらの決済にも本気で乗り込んでくるのかな?なんて妄想が膨らみます。

少し意外だったのは、Amazon Web Service(AWS)関連の企業は少なくともここ5年間は買ってないこと。AWSは将来的にはECを超えるAmazon最大の事業になるとジェフ・ベゾスが何度も言っている重要な事業領域ですが、自前のテクノロジーで頑張ってるみたいです。

以前のエントリでTwitterの買収リストを作りましたが、Twitterが創業1,2年の企業をバンバン買収しているのと比較すると、Amazonは創業してある程度年数が経っている企業を買収している傾向にある気がします。扱っている商材の影響だと思いますが、その辺りの違いも見れてよかったかも。

次はこれのFacebook版を作ってみようかと思います。


ヤフー・楽天・アマゾンのEC国内シェア。1年後どうなってるかなー

EC関係者に大激震を与えたヤフーの「買い物革命」

出店料を無料にしちゃってヤフーはどうやって稼ぐの?なんて思ってしまいますが、そんな時には鳥の目。ヤナティさんのエントリにあるように、ソフトバンクグループ全体で見てみると失った利益を余裕で取り返せる事業シナジーがあるかもしれません。

今回のヤフーの発表が楽天の事業にどのくらいインパクトを与えるか考察してみたかったので、楽天のIR資料を眺めていたらECの国内シェアを見つけました。

1年後はこのシェアがどうなってるんでしょうね。楽天もこの戦略に追随するか、また違った手を打ってくるか、何かしら仕掛けてくると思うので、この3強のシェアに大きな変化はなさそうな気がします。大きな戦略の見直しが必要なのは中小や最近参入したモール。そういえばポンパレモールをオープンしたばかりのリクルートは大丈夫なのでしょうか。




Amazonに対抗するための戦略はだいたいこの4つかなと思った。

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ところがどっこい、町の本屋さんは、死なない
この記事を読みました。

Amazonは数年以内にリアル店舗を駆逐することを目標としている的な記事をどこかで見かけたような気がするのですが、本屋に限らずリアル店舗でAmazonの影響を受けていないところのほうがもはや少ないのではないでしょうか。

ECの方に目を向けてもAmazonが強さが目立つわけですが、各社色々と差別化戦略を用いてAmazonに対抗しています。

海外のECサイトの事例を毎日(!)紹介するネットコンシェルジェを定期的に購読させてもらっているのですが、そこで紹介されている海外のECサイトの事例の中から差別化戦略が4つくらい浮かび上がってきたので、ちょっとまとめました。

ここでしか買えない商品を集める

他では購入できず、ここでしか買えない商品を集めて販売すれば、当然ながら人はそこのお店で商品を購入します。自分で作った商品を販売したり、販売チャネルを独占したり、購入に手間がかかる商品を販売したりと方法はいくつかあるのですが、4つの戦略の中でこれが一番強い対抗策のはず。例えばこんな感じ。

デパ地下気分のグルメマーケットプレイス「Goldbely」

複数の商品をまとめて売ることで付加価値をつける

単一の商品は他でも買えるんだけど、運営側がそれをまとめて販売することで付加価値がつくような、例えばこういったサービス。

プロのシェフが考案したオリジナルレシピを食材とともに届けるECサイト「Plated」

シェフがレシピ付きで食材をまとめて売ることで、ユーザーは献立を考える手間や食材を揃える手間を削減することができる。これ使ってみたいと思いました。

商品に合わせてサービスを最適化し購入しやすくする

その商品にあった購入の仕方を提供することによって、通常よりも大きな効果を得られる商品カテゴリも存在するはず。例えば、服や香水みたいに。

無料でパーソナルスタイリングサービスを受けられるファッションECサイト「Keaton Row」
高品質・低価格は当たり前。その先を行く香水販売ECサイト「Commodity」

事前にサンプルを送って香りを確かめてもらってから香水を買ってもらったり、スタイリストがついて服を購入できたり、リアル店舗での購入体験をネットに持ち込むことで、Amazonとかではなくそこで買う強い動機になる気がする。

良質なコミュニティを形成する

上質なコンテンツでユーザーの心をつかんだコスメ販売ECサイト「Beautylish」

特定ジャンルの商品に興味のある人たちが集まるようにコンテンツやサービスを拡充して、形成されたコミュニティがさらに人を呼ぶ構図。混んでいる飲食店がなんだか美味しそうに思ってしまう心理と同様に、活発で健全なコミュニティがあるサービスは商品購入の強い後押しになりそうな気がします。




Kindle本のレビューサイトを作って小銭を稼ぎたい



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読みたい本を探しにくいKindle

かさばる本をクラウド上に保管でき、いつでもどこでも本が読める点においてはKindleは非常に便利です。20-30分のまとまった空き時間があればKindleを開いて読み終わった本の重要パートをもう一度読み返す、なんてことをよくやっています。しかし、読みたいと思える本を「探す」「見つける」という点においてはまだまだ課題があるなーと感じています。

現在はKindle端末から10万点を超える日本語の書籍が購入できるようですが、僕の持ってるPaperWhiteから探せる導線は
・カテゴリ
・セール中
・ランキング
・新刊ピックアップ
の4つ。

リアルな本屋であればPOPや表紙を見ながら読みたい本と出会う事ができるのですが、上記の導線から自分で探しにいくにも、どの本が面白いか判断がつきません。せめてAmazonのWebサイトやKindle Fireと同様、アカウントの情報からレコメンドしてくれればまだいいのだけれど。

時間が経つにつれて個人での出版も増えてくるとなると、本の点数はますます増加してくることが予想されます。そうなるともっと探しにくくなるんですよね。うーん、何かいい方法はないかなぁと考えているのですが、コンテンツが飽和するにつれ探しにくくなるこの状況って、何かに似てますよね。

スマホアプリも探しにくい

現在、iOSとAndroid合わせて150万本以上のアプリがストアに登録されています。
ゲーム、教育、写真、SNSなどのカテゴリ別やランキングから興味を引くアプリを探すことはできるものの、多くのアプリは埋もれてしまっており、フリーワードで検索したりするなどストア内でアプリを探す方法は限られています。開発者側は、せっかく作ったアプリも情報がどこかに露出しない限りはストアの中に埋もれたままとなり、誰の目に触れることなくせっかくの苦労がムダになることが多いです。

で、この不便な状況に着目してビジネスにしているのがアプリのレビューサイト。
欲しいアプリを探せないユーザーと作ったアプリが埋もれてしまう開発者。この2者が抱える課題を解決するために、今では多くのレビューサイトが立ち上がっています。

iOS、Androidそれぞれのプラットフォームで代表的なサイトはAppbankアンドロイダーでしょうか。両者ともに面白いアプリや役に立つアプリを掘り起こしてユーザーに情報提供することで、主に広告収入で生計を立てています。広告はサイトのバナーやPR記事掲載料、CPA型広告などがメインなようです。

kindle本レビューサイトだっていけるんじゃないか?

そろそろ本題なのですが、アプリのレビューサイトと同様にKindle本のレビューサイトも小さなビジネスとして成り立つ気がしています。Kindleで本を読む上での課題を整理すると

・便利なので、本はできるだけKindleで読みたい。
・でもKindleは面白い本を探しにくい。
・さらにKindle化されている本がまだまだ少ない。

とこんな感じかなと思うので、読者の代わりに読むべき本を発掘してレビューしてくれるサービスがあると、とても嬉しいなと一読者として思うのです。

レビューサイト経由で本が売れるとAmazonからアフィリエイトの収入も入るので、サイトにある程度PVが集まればそこそこの小銭が稼げるはずです。ただ、Kindle本レビューサイトで今のところ考えられる以下の課題を考慮する必要あります。

・本を買わないとレビューできないので、1記事ごとに実費が発生する。
・本を1冊読まなければいけないので、アプリレビューよりも記事作成に時間がかかる。

下記記事に記載されているように順調に伸びているところもあるようなので、時間を持て余している方がいればぜひ挑戦してみてください。
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