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Viberが楽天に買収されたので主要SNSのアクティブユーザー数を並べてみる


数年前、無料通話アプリとして友達に教えてもらい、LINEが普及する前は使っていた記憶のあるViber。楽天に9億ドルで買収されましたね。ニュースによると登録ユーザー数3億、アクティブユーザーは1億らしい。この規模感を主要SNSのアクティブユーザー数と比較することで視覚化してみました。(各サービスでユーザー数の発表時期が異なるので、参考まで)

本当はLINE含め他のサービスも比較に入れたかったのですが、アクティブユーザー数が公表されていなかったので、このラインナップでご容赦ください。昨年Pinterestにも出資した楽天は、SNS領域で月間1.7億ユーザーからトラフィックを引っ張ってくることが可能ってことになるのかな。

Viberの社員数を調べていたのですが、正確な数値は見当たらなかったので、Linkedinのデータから130人程度と推定。月間アクティブユーザー1億人を130人の社員で対応すると、社員1人あたり769,230人をカバーする計算になります。

これでも十分すごいのですが、圧倒的なのがWhatsApp。

4億ユーザーを50人の社員で回しているらしいので、一人あたリ800万ユーザーの計算。WhatsAppは広告のビジネスをしておらず、年間99セントをユーザーに課金するというマネタイズの方法を取っています。50人で大量のトラフィックを捌きつつ、ビジネスも成功させるってとてつもないことな気がするんだけど、一体どんなオペレーションなんだろう。

と、最後はWhatsAppの話になってしまいましたが、世界を相手に勝負を挑み続ける楽天ってやっぱり格好良いなぁと思いました。


Facebookが創業以来買収してきた43社を分析したりTwitterと比較してみたりした


TwitterAppleAmazonに続き、今回はFacebookの買収リストを作ってみました。情報ソースによってバラつきがありますが、2004年の創業以来43社の企業を買収してきたFacebook。まずは時系列毎に買収してきたスタートアップをリストアップしてみます。

で、これをスタートアップのジャンルや買収の目的と考えられる5つの要素に整理してみました。

「SNS/位置情報」・・・Facebook同様のSNSや位置情報共有など特化型SNSを運営
「顔認識/写真共有」・・・写真共有サービスや画像処理テクノロジ、顔認識サービスなどを開発
「広告/収益強化」・・・アドネットワークやFacebookのマネタイズの助けとなるサービスを運営
「デザイン/開発強化」・・・バックエンドのサービスやデザインを得意とする開発会社
「開発者向けプラットフォーム」・・・アプリやゲームなど、開発者向けプラットフォームを運営

2011年からスマホ領域の買収が一気に増加

2007年から2011年までPC関連の買収が中心でしたが、それ以降はスマホ領域のスタートアップの買収が一気に増加しています。そういえば昔のFacebookのスマホアプリはHTML5で動作が遅く使いづらいと評判だったなぁ。モバイルの収益化も遅れていて大丈夫か?なんて言われていたけど、今や広告売上の半分はモバイル経由。買収したこれらの企業も寄与しているかもですね。

また、FacebookのIPOは2012年5月でしたが、IPO前後の4ヶ月間でInstagramを始め、一気に10社ほどスタートアップを買収していることが分かります。

Twitterの買収と比較してみる

これは以前作成した、Twitterが買収してきたスタートアップをカテゴリ分けした図。

これを見ると、Twitterはソーシャルリスニングやビッグデータ分析系、セキュリティ系のB2Bスタートアップを結構買収していましたが、Facebookはこれらのジャンルの企業をほとんど買収していません。同じSNSでも買収する企業の種類に違いが見て取れるのは、設計思想やマネタイズや将来のビジョンから来るものなのか、なかなか興味深かったです。また、創業から上場までの買収件数はTwitterもFacebookも同数の29社でした。

このシリーズの次回は、ハードウェアの領域へ進出してきているGoogleの買収リストを頑張って作ってみたいと思います。


iPhone発売以来Appleが買収した21社を眺めて買収技術の製品化スピードに驚いた件

Twitter買収企業リストの記事がたくさん読まれていてビックリしています。

未上場なのに29社も買収していることへの驚きや、買収スパンの短さなど様々な反応をいただきましたが、総じてアメリカ半端ないわ、というリアクションで多数を占めていたような気がします。買収リストについて、いろんなバージョンを見たいという声もいただいたので、AppleがiPhoneを発売してから買収した企業のリストを作ってみました。

ハードウェアを作っているだけあって、半導体メーカーをいくつか買収しているのがTwitterと大きく異なるところ。で、これをiPhoneとiOS進化の歴史と並べてみたのが下の図。

Siriに代表されるように、Appleが買収した技術をiPhoneに取り込んでいるのはよく知られた話ですが、驚いたのはそのスピード。会社を買収してから製品に組み込んでリリースするまでの期間の短さがすごい。

例えば、iAdのQuattro Wirelessを買収したのは2010年1月で、iAd搭載のiOS4.0がリリースされたのは2010年6月。買収からたった5ヶ月で自社製品にしてしまうこのスピード感が半端ないです。この前リリースされたiPhone5sの指紋センサーもAuthenTecの持つ技術だったんですねー。

直近で買収した乗換系のサービスやパーソナルアシスタントのサービスがどのように活用されるのでしょうか。Siri進化に活用されるか、MAPアプリに活用されるか、はたまたi乗換がリリースされるか、今後もAppleから目が離せません。