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Edtech「学習アプリ」プレイヤーたちのポジショニングとマネタイズ


リクルートの受験サプリやJUST Sysmtemのサービスなど、アプリ上で学習コンテンツを提供する「学習系アプリ」のCMを見る機会が増えてきました。そういえばちょうど去年の今頃は新規事業として同様のサービスの企画書を書いていたなぁと思い出したので、目についた各サービスのポジショニングをまとめてみました。

紙のコンテンツと比較すると、アプリはインタラクティブなコンテンツが作りやすいので、ゲーミフィケーションを活用して学習の継続性を高めようと工夫しようとしているのはみんな共通してます。特にドリコムがソーシャルゲームで培ったノウハウで教育市場を攻めていくようなので、どの程度ノウハウがヨコ展開出来るか楽しみ。一方、教育市場で実績のあるプレイヤーはアイテム課金ではなく定額課金の方を選択しているみたいです。

もし、仮に自分が同様のサービスを運営するとなったらやはりコンテンツの確保がかなり大変だなぁと思うのです。「学習サービス」という定義だと、学習効果があると「思わせる」コンテンツを提供しないと、サービスを使う本人なり親がそのサービスを選択してくれなそうだなぁ。DeNAがNHKエデュケーショナルと組んだみたいに、実績あるコンテンツホルダーと組んだほうがいい分野なんでしょうね。

そういえば、ドリコムやDeNAがedtechに乗り込んできてるのって何故なんだろ。当たると大きいゲームにリソースをつぎ込んだ方が儲かるような気がするのだけど、外すと損失も大きい。事業的なリスク回避のためだったりするのかな?この辺りは誰かに聞いてみたいなぁと思うのでありました。


リクルートも決済に本格参入するかもなーとAirレジのリリースを見て妄想を掻き立てられた話

昨日のお昼ごはんはとんかつを食べたのですが、注文は店員さんがiPhoneで取るしレジはiPadだし六本木はなんだか最先端だなーと思いました。企業では浸透しているITも飲食店を始めとするリテールの店舗ではまだまだだったりするのですよね。そんな中、リクルートが「Airレジ(エアレジ)」という無料のレジアプリをリリースしていました。

ユビレジの分野にリクルートが来たかーとおもったのですが、ユビレジと異なり、リクルートのエアレジは初期費用も月額費用も無料らしい。リクルートの狙いとビジネスモデルはなんなのでしょうか。

フリマアプリに続き決済も群雄割拠の戦国時代へ

事業モデルが分からないときは、そのサービスの利用規約を見るとヒントが隠れていることがよくあります。今回の場合、第3条にそのヒントが書かれていました。

第3条(本サービスの機能)
本ソフトウェアを使用して利用できる本サービスの機能は、次の各号のとおりとします。
(中略)
(4)当社が個人ユーザー向けに別途提供するアプリケーションソフトウェア「Airウォレット」(以下「Airウォレット」といいます。)の利用端末画面上に表示される店舗に関する情報(以下「事業者情報」といいます。)の登録

(5)当社が管理・運営する会員プログラムIDであるリクルートIDを保有し、かつ、Airウォレットを利用している顧客(以下「Airウォレットユーザー」といいます。)に対するリクルートポイント(当社が管理・運営するポイントプログラムにおいて利用可能なポイントをいいます。以下同じ。)の付与およびAirウォレットユーザーが保有するリクルートポイントの利用による代金精算を可能とする、当社独自のポイントプログラム(リクルートポイントの付与条件および利用条件等は、別途当社が定めるとおりとします。)の利用

つまり、AirレジはAirウォレットなるサービスと連携することができて、AirウォレットはAirレジ店舗で財布の代わりとなることができるってことみたいです。Airウォレット自体はまだリリースされていないようなので詳細は分かりませんが、この流れはたぶん決済もやるんだろうなぁ。
Breadcrumbというサービスで決済の分野に参入したGrouponとリクルートが持っているアセットが似ているような気がします。

CoineySquareのようなカードリーダー型の決済か、Airウォレットを活用した決済なのかは分かりませんが、リクルートはクレジットカードも持ってるし、ポイントプログラムも持ってるし、強靭な営業リソースも持っているしなんだか強そう。ただのレジ機能だけじゃなくCRM機能もついてるから、導入側としては他サービスよりも魅力を感じてしまうかも。

フリマだけじゃなく決済の分野も戦国時代ですね。




リクルートの写真アプリ「cameran」のブランド化で気付いたソーシャルアプリの今後について

スマホを持つようになってから、撮る写真の枚数が格段に増えました。

写真なんて、昔は旅行に行ったときとか、特別なイベントがあったときぐらいにしか撮らなかったのですが、SNSのおかげで日常のふとした風景もスマホに収めてしまう癖がつきました。

おそらく、2013年現在は人類史上最も写真が撮られる年になるでしょうし、来年も再来年もその記録は更新していくだろうと思います。大量に撮る写真は、思い出を残すためでなく、「今、何が起きているか」を知らせるために目的が変容しており、写真はもはやコミュニケーション手段なんだなと強く感じています。

テクノロジーの進歩により、人の行動に変化が生じると、ぽっかり空いた新領域を埋めるサービスが登場してきます。

スマホ普及初期に大量に登場した写真共有サービスはその代表例で、instagramのようにノンジャンル型の写真共有サービスや、女子特化型のSnapeee、グルメ特化型のSnapDishなど、色々な写真共有サービスが一気に登場して、スタートアップ業界では写真共有アプリが一つのトレンドになってたような気がします。

ブランド化するcameranとソーシャルアプリの今後

写真家の蜷川実花さんとのコラボレーションで生まれたリクルートの「cameran」は、色彩の鮮やかな蜷川さん風の写真を撮れることで一気にユーザー数を増やし、その後SNS化してユーザーがcameran内でコミュニケーションをとれるようになりました。

さらに、女性誌とタイアップして雑誌の表紙みたいなコラージュ写真が作れるcameran COLLAGEや、ローカルに保存している写真を日付で整理してくれたり、写真袋のように友達と簡単に写真をシェアすることができるcameran ALBUMと、リクルートは女子向け写真サービスをcameranブランドで統一し始めているようです。

cameranブランドの展開を見ると、「加工する」、「整理する」、「シェアする」という写真に必要な機能をアプリごとに特化させ、cameranブランド全体で女子スマホユーザーを囲い込もうとしている感じなのでしょうか。

抱えたユーザーにECで買い物してもらうのか、アプリ内で使えるアイテムを買ってもらうのか、何をしようとしているのか今のところ分かりませんが、同質のユーザーを大量に抱え込むことでリクルートが得られるビジネス的なメリットは大きそうです。

リクルートも然りですが、最近はLINEやサイバーエージェントのように、ブランド化されたサービスでユーザーを囲うアプリが増えてきたなーと思っています。そろそろアプリのビジネスも大企業中心になってきてしまっているのかな、なんて思うと少し寂しくなったり。

スマホアプリは大手有利の時代【湯川】

この記事を読んで、結構共感してしまったんですよね・・・。