TOP of ベンチャーキャピタル Andreessen Horowitzの投資実績(2015年7月編)


NUMBER GIRL風に言うと気づいたら俺は夏だった風景、8月に入り数日が経ちました。連日茹だるような暑さが続いていますが東京の酷暑は露知らず、我らがa16zは元気に7社のスタートアップに投資しています。それでは早速行きましょう。

TOP of ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitzの投資実績(2014年7月編)
TOP of ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitzの投資実績(2014年8月編)
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DigitalOcean(シリーズB投資)

開発者が開発環境を構築するための仮想サーバを非常に簡単&1時間あたり0.015ドル(=約1円)という低価格で利用できるサービスを提供。世界で50万以上の開発者がDigitalOceanを利用しており、存在を認知している日本国内の開発者も多いイメージのサービス。2011年創業で借入含め累計1.73億ドルを調達済み。

Keybase(シリーズA投資)

出会い系サービスOKcupidのファウンダーが立ち上げたまさかのセキュリティスタートアップ。公開鍵のDBらしく、自分の公開鍵を登録し他人から手軽にPGP形式で暗号化されたメッセージのやり取りができるサービスの模様。解決する課題とユースケースがちょっと分からず誰かに教えを請いたい案件。

500px(シリーズB投資)

高品質な写真の共有&購入が可能なSNSというかコミュニティ。競合であるベルリンのEyeEmも有名。今回で累計$23Mを調達しているのだけどこの規模感で既にスタートアップを3社買収しています。どうやらアジア太平洋における相性とポテンシャルの高さを感じており、今回のラウンドではGetty Image中国版の権利や動画共有サイトなどを持っている中国のVisual China Groupから戦略的投資を受けています。

Cazena(シリーズB投資)

大企業のクラウド化を支援するData as a Serviceを開発。データ処理ジョブを単純化したりプロビジョニングを自動化することでビッグデータ処理工数を削減することができるとのこと。Cazenaは創業2014年で大企業向けのサービスなのだけど、まだβらしく導入企業一覧は公開されていません。a16zは前回のシリーズAから引き続きのフォローオンで今回のラウンドはformation8がリードを取っています。

Granular(シリーズB投資)

大規模農園の生産性向上を目的としたソフトウェアを開発。作業員への作業割り振りや生産計画に合わせた日々のtodo立案、売上/コストから農場の生産性分析を行ってくれるとのこと。CEOのSid Gorham氏はOpetableの創業メンバーかつ元COOで、他にもGranularと合わせCEOを3社経験しているプロ経営者。農業関連のスペシャリスト数人をアドバイザーに抱えていたりと漂う大人スタートアップ感。a16zの担当はSlackやIFTTTに投資したJohn O’Farrell氏でGoogle Venturesも今回のラウンドに参加しています。

BlockSpring(シード投資)

ExcelやGoogle Spredsheetsに外部データを簡単にインポートできるようになるアドオンを開発。検索エンジンの検索結果、アマゾンで取り扱われている製品のリアルタイムな価格情報、自社のソーシャル上での評判といった数々の情報をAPI経由で呼び出し関数でスプレッドシートに記載できる。発想がなんとなくIFTTTっぽい。なんだかんだ言って最強のツールであるExcelをパワーアップできるサービスなので、今後の発展が結構楽しみかも。ちなみにYC出身。

Github(シリーズB投資)

今更説明の必要もないくらいメジャーなコード管理&共有コミュニティ。創業は2008年でCrunchbaseによると意外にも今回の$250Mが2回目の調達。先日、初の支社として日本法人を設立したりとアメリカ以外でのビジネスも積極的に行っていく模様。

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「2015年」という字面が好きなのにもう今年の半分が終わった事実に愕然としつつ、今年の後半戦の奮闘と早期の梅雨明けを願いながら日曜深夜にこの記事を書いています。a16zばかりリサーチしている理由を聞かれることも増えてきましたが、先日こんなインタビュー記事を書いてもらったので気になる方はご一読いただければ。

さて、今月のa16zの投資実績は6件で平均的な件数ですがシード〜シリーズA案件が多めです。相変わらず謎のテクノロジー系に投資していり、ビジネスモデル型のスタートアップに投資していたりと今月も非常に面白い陣容に投資をしています。

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OpenBazaar(シード投資)

通貨にbitcoinを使ったP2Pのマーケットプレイス。手数料は無料で今のところビットコインの寄付によってい運営されている模様。細かい仕組みは長くなるのでブログへのリンクを貼ることで割愛しますが、誰が売り買いを行ったかというプライバシーの秘匿ときちんと商品が届かないと料金が手元に届かない信頼性をブロックチェーンの仕組みを使い両立することで運営コストが極力掛からない仕組みになっています。

「プライバシーの守られる売り買い」の時点で悪用されそうな匂いがプンプンするのだけど、もともとはDarkMaketという名称から変更された闇市感の溢れるサービス。物流をトレースすれば送り主を辿れるのではと気になる点はありつつ、今後どうなるかはちょっと注目していきたいオーラを放っています。ちなみにまだβ版で一般のユーザーは使うことができないみたいです。

SigOpt(シード投資)

“Optimize Everything”を掲げるYC出身のデータ系スタートアップ。タグラインの通り、調整な可能なパラメータを有するものであれば何でも最適化できるサービスを開発しているとのこと。最適な結果を導くために大量の試行錯誤を行う必要があったとして、SigOptはユーザーに「次は何を試してみるべきか」とレコメンドしてくれるらしい。これだけだとさっぱり分からないのだけど、広告クリエイティブやバイオ系の企業が実際にSigOptを使い合成素材開発に成功したのだとか。技術的には計量最適化エンジンというものを利用しているらしいです。

Mayvenn(シリーズA投資)

米国では毛髪売買市場が$5B規模あり、エクステやらウィッグやら、特に人毛が絡む現状の市場は非常に大きな課題を抱えているらしい。黒髪の主に黒人が毛髪を購入しようとすると、原産地である(表現がアレだけど)アジア人の髪の毛が様々な国の代理店を介し膨大な手数料が乗っかった小売価格になっており、さらに品質についてもノークレーム・ノーリターン宜しく保障されておらず、Ben Horowitzが言うところの” One of the worst customer experiences in the world today.”という市場環境らしい。

で、Mayvennは何をやっているかというと東南アジアで仕入れた髪を代理店をすっ飛ばし消費者に直接販売する一見シンプルなサービスを運営しています。ビジネスモデルがちょっとユニークで、実際に消費者はヘアスタイリスト経由でエクステを購入する仕組みとなっており、消費者を獲得したスタイリストは商品出荷とカスタマーサービスを担当することで15%のフィーが入るようになっています。Mayvennは大掛かりなプロモーションを掛けず安価に品質の良い毛髪が提供するために、消費者との接点を持つスタイリストを囲い、スタイリストはMayvennを使うことで自らの副収入に繋がるこのモデルから漂うネットワークビジネス臭なのだけど、ツリー構造にならないから良いのかも。サービス開始から2年ちょっとで30,000ものスタイリストを獲得しているらしく、これは伸びる感じ。

Envoy(シリーズA投資)

iPadで動作する受付管理システム。従業員宛に来客があるとオフィスのエントランスに設置したEnvoy経由でメールやSMS、SlackやApple Watchに通知が行きホストが対応できるようになっています。テクノロジー系の企業だと秘密保持的な書類にサインを要求されることもあるけれど、EnvoyではそういったNDAの署名にも対応しているとのこと。複数拠点の受付管理にも対応しており、どこのオフィスにどんな来客があったか集中的に管理することができるらしい。結構良い企業が250社ほどサービスを利用していて、slack、AOL、Snapchat、楽天等となかなか豪華。従業員は6月時点で15人らしく創業は2013年。GoogleやTwitterでエンジニアリングを経験したファウンダーがCEOを務めています。

Radiant Entertainment(シード投資)

街づくり系シミュレーションゲームのStonehearthの開発元。画面だけ見るとMinecraft系なのだけどKickstarter発のゲームで2013年に$751,920のキャンペーンに成功しています。リリースは2015年の6月で詳しい数値は分かりませんがまぁ伸びているのでしょう。こういうところにも出すんだーと意外な案件だけど、VR対応とかを見据えているのかな。

Shapeways(シリーズD投資)

3Dデータを送ると3Dプリンタでプリントしてくれて発送してくれるプリンティングサービスとそのマーケットプレイスを運営するスタートアップ。サービスのローンチは7年前で累計250万プリントを実施したとのことで、消費者視点ではまだまだ一般的ではないけれど一定のボリュームを獲得しているプラットフォームらしい。3Dデータが作成できない人でも簡単にオリジナルの商品が作れるアプリも充実しています。

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ブログの更新が月1になってから久しいですが、このネタを書く度「もう1ヶ月経ったのか」と時の流れの早さを思い知ります。2014年7月から始めてもうじき1年なので、もうそろそろa16zの誰かに届いてもおかしくないはず!MarcかBenにRTを貰うまでやるぞ!

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Altschool(シリーズB投資)

生徒一人ひとりにパーソナライズされた学習カリキュラムを提供するリアルな私立学校を運営。通常の教科に加え、デザイン、プログラミング、アントレプレナーシップを5-13歳の子供に教えているらしい。インタラクティブなコンテンツが乗っかったタブレットを教材に使ったり元Googleのエンジニアがプログラミングを教えてくれたり、アダプティブラーニングで管理された学習プロセスに沿って勉強できるとのことで、未来のスタンダードになっていて欲しい学校。今回の調達で$100M集めてるわけですがMark Zuckerbergが個人で投資してたりPeter ThielのFounders Fundが入っていたりと支援者が豪華。現在のところサンフランシスコに4校あり、今年の秋にはニューヨークにも開校予定。

Affirm(シリーズB投資)

Paypal元CTOがファウンダーのFintech系スタートアップ。今回のラウンドはシリーズBなわけですが$275Mとかなり大きな金額を調達しています。それもサービスの性格を考えると理解できるのですが、このAffirm、ECサイトの決済画面でユーザーに3/6/12ヶ月割賦払いの選択肢を与えるサービスを提供しています。購入者の信用力によって10-30%の利息が設定されるようですが、結構高くない?と思ってしまったそこのあなた。僕も同じ印象を持ちましたが、そもそもこのサービス自体、一定の支払い能力はあるのだけどクレジットヒストリーの悪い、いわゆる”sub-prime”層向けのサービスらしい。欲しいものがある、でも一括払いはキツイ、だけどクレジットカードは使えない、そんなときにAffirmが短期で肩代わりしてくれるということでCEOのMax Levchin氏は「新しい銀行を作ってるんだよ」と語ってます。

Zenefits(シリーズC投資)

a16zがシリーズAから継続的に投資するHRスタートアップZenefits。人事労務周りの業務を簡便化するソリューションを企業に無料で提供する代わりに保険で売上を立てるビジネスモデルで急成長。史上最速レベルで成長しているSaaSスタートアップと言われるくらいにまでなっているわけですが、Enterpriseの領域で提供価値とキャッシュポイントをずらすことで一気にリプレイスできるものって他にあるんじゃないのかなぁとか個人的に思ったりしています。

Pinterest (シリーズG投資)

みなさんご存知だと思うので割愛

Instert Logic (Venture Round)

クラウドアプリケーションの高速化サービスを開発。Instert Logicは静的ファイルを配信する通常のCDNとは異なり、アプリケーションの高速配信を行うことが可能な特殊な技術を使いアプリケーションを配信しているらしい。具体的にはユーザーの利用に必要な必要最低限のアプリケーションを配信しつつ、バックエンドで残りの部分をDLさせるというアプリケーション分割の技術を活用しているとのこと。主なクライアントはThe Washington PostやストックフォトのShutterstockなど。

Meteor(シリーズB投資)

“Node.jsをベースとし,JavaScriptとHTML+CSSだけWebアプリケーションで記述できる新たなWebアプリケーション開発プラットフォーム”らしいとにかく強そうな名前のスタートアップ。YCの2011年夏期バッジ出身。ガチ開発者向けサービスは苦手なのでなんとかしたいところ。

Switch Communications(シリーズC投資)

UberConferenceという電話会議サービスの開発元。使い勝手の良いSkypeとかHungout的なサービスで、ログインが不要、予め定められた会議ナンバーをダイヤルすることで会議に参加することができたり、参加者を電話経由で招待できたり、スクリーンシェアの機能などがあったりするらしい。回線もネットだけでなく電話回線を使って会話ができるらしいので通信環境が不安定なときはよいかもですね。ユーザー企業としてDropbox、Square、Opentableなど。

Samsara(シリーズA投資)

ステルスモードのIoTスタートアップ。ファウンダーの2人は元々Merakiというネットワークインフラをクラウドで一元的に管理するソリューションを開発するスタートアップをCiscoに$1.2Bで売却した大成功体験を持っているわけで、今回のスタートアップにも俄然大きな注目が集まっています。サンスクリット語で「輪廻」を指す社名がとにかく格好良すぎる。

Coho Data(シリーズC投資)

仮想環境向けの分散ストレージソリューションを開発するハードウェア/ソフトウェアのスタートアップ。クラウド環境は必要になったときにサーバーの性能や容量を拡張できるのが一般的になっていますが、左記をオンプレミス環境でも実現できるソリューションらしい。簡単な運用管理でスケーラビリティを確保できるとのことで、a16zの他、Hewlett Packard VenturesやIntel Capitalといった事業会社系VCが株主だったりします。

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Ben Horowitz氏の著書HARD THINGS読みましたでしょうか。期待していたこのブログへの検索流入はまったく増えず辛い毎日を過ごしています。しかしまぁあれだけ苦難を乗り越えて成功すれば起業家から信頼される投資家になれるよなぁ。苦境に陥ったときのアドバイスが染み入りそうですね。

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4月は若干少なめの5件のスタートアップに投資したa16z。ポートフォリオにセキュティ系がまた増えました。

Honor(シリーズA投資)

インスタントメッセンジャーmeeboをGoogleに$100Mで売却したファウンダーのスタートアップ。「ホームケアのUber」的サービスらしく、サービスでマッチングされたケアスタッフが高齢者世帯の身の回りの世話を時間あたり27-30ドル程度で行ってくれる。ちなみに、サービス提供を行うケアスタッフには時間あたり15-17ドルが支払われるらしく、業界標準より比較的高給なようです。高齢者向けのインターフェースに加え、子供世帯が両親向けに依頼できるアプリも提供される予定とのこと。日本だとanytimesやcasyが狙う領域かな。

Soha Systems(シリーズA投資)

a16zが好んで投資するエンタープライズセキュリティ系スタートアップ。クラウドに置かれたシステムとユーザーの間に入り通信の制御を行うことで不正なアクセスを未然に防ぐことが可能になるソリューションを提供。ユーザー名やデバイス、IPアドレスなどのアクセスログが確認できるダッシュボードも提供しており監査証跡として利用可能。

Illumio(シリーズC投資)

こちらもセキュリティ系スタートアップ。仮想マシン上で動作する各々のアプリケーションをセグメント化することで、個別アプリケーションへの攻撃が他へ拡大することを防ぐセキュティソリューションを開発。もちろん攻撃を受けないようにトラフィックを監視したりアプリケーション間のトラフィックを暗号化するサービスも提供しています。a16zはSoha Systems、Illumio、Tanium、Pindrop、CipherCloud、Lookoutとセキュリティ領域への張り方がすごい。

Benchling(シリーズA投資)

研究者向けにDNAのエディティングや分析、共有できるSalesforce for Biotech的なサービスを提供するYC発のスタートアップ。既存のシステムは非研究者が開発した非常に使い勝手が悪く時代に合わないもので、研究の生産性を下げるボトルネックとなることもあるそう。Benchlingはコンピュータサイエンスと生物学両方の知識を持つチームで構成された現場に即したツールを開発しているとのこと。専門外の極みでわからなすぎる…。

Slack(シリーズE投資)

日本国内のスタートアップでも一気に導入が進んだ開発者向け情報共有ツールを開発。2015年4月に調達した際に$2.8B評価に到達したため、シリーズAから継続的に投資しているa16zにとってはこのまま行くと確実にホームラン案件となる感じ。サービスのリリースは2014年1月なのでB2Bサービスにしては驚異的なスピード。しかもCrunchbaseを見ると、シードのタイミングでBen氏とAndreessen氏それぞれ個人で投資しているんですよね。

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どうやらBen Horowitzの書いたa16zに関する書籍の日本語版が出版されるらしく、いよいよイーロン・マスクやピーター・ティールのようにa16zに対する日本の認知度が上がるかもしれないなーと思う今日この頃。このブログも検索流入が増えるといいな。

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3月はステルスモードや難解なデータ処理系スタートアップに多く投資しており、明確な情報が書けず辛かったのですが、トータル8件の投資実行となったようです。

ToutApp(シリーズB投資)

営業担当者が見込み顧客に送るメールがきちんと開封されたのか、開封されたならそれはいつなのか、添付ファイルやリンクがどのように読まれたかを追跡するサービスを開発。機能的にはトラッキングだけでなくCRMとの連携やチーム間でのコラボレーションもできるとのことで、メールを軸としたマーケティングオートメーションのサービスとして理解した方が良いかも。ユーザー企業としてDropboxやoDesk、mixpanelなどがサービスを利用しているようです。

Alation(シリーズA投資)

2012年創業、元Googleのエンジニア、元Appleのデザイナー、元オラクルのVPが立ち上げたビッグデータ系スタートアップ。「企業に存在する膨大なデータを見つけやすく、使いやすく、理解しやすくする」ためのサービスを開発しています。先ほどWebサイトがリニューアルし、サービス利用企業が掲載されているのですが、ebay、Square、hipmunkなどがAlationのサービスを導入しているとのこと。

21 inc(シード?投資)

ステルスモードのビットコイン系スタートアップ。ステルスなのに$116Mという巨額の調達している状況とa16zの他にPaypal創業者のPeter Thiel氏、Dropbox CEOのDrew Houston氏という支援者のラインナップから非常に有望なスタートアップ感が漂っています。ちなみにこの21 incですが、a16zのGeneral PartnerであるBalaji Srinivasan氏がCo-founderを務めています。Srinivasan氏は2014年9月に出資したTeleportのCo-founderも務めているのを見ると、こういうスタイルが流行ってるのかな。

Highfive(シリーズB投資)

ビデオカンファレンスのサービス&デバイスを開発するスタートアップ。高品質な画質と音声が売りらしく、デバイスに使われているビデオカメラは1080p対応とのこと。このデバイスだけでなく、タブレット、モバイル、PCといったデバイスでもカンファレンスを行うことが可能。ユーザーとしてZenefitsやSlackが利用しており、投資家陣もBoxのAaron Levie氏、DropboxのDrew Houston氏、SalesforceのMarc Benioff氏が参加していたり非常に豪華。従来の据え置き型カンファレンスシステムと比較するとコストメリットがあるようなのだけど、1台の利用に月額$799が掛かる模様。これだけ多くのトラクションを獲得している理由はちょっとじっくり見てみないと分からないかも。

Pinterest(シリーズG投資)

言わずと知れたPinterestなので特に書くことはありませんが、意外にもa16zは2011年のシリーズBから今回までずっとフォローオンで投資に参加しています。知らなかった。

Tachyon Nexus(シリーズA投資)

3月の投資案件はステルス系スタートアップが多めで辛いのですが、こちらも情報が少ないビッグデータ処理系のステルススタートアップ。UC Berkeley AMPLabというビッグデータ関連研究室発のオープンソースプロジェクトであるTachyonを軸にした商用システムを開発しているようなのですが、今のところ詳細は不明。

Cyanogen(シリーズC)

Androidをカスタマイズしたスマートフォン/タブレットデバイス向けのOSを開発するスタートアップ。パフォーマンス、信頼性、カスタマイズ性に優れたOSであり、全てのソースコードを開発者やハードウェアメーカーに公開しているとのこと。Tencent、Microsoft、Twitter、Qualcomm、Telefonicaといった多くの事業会社が今回のラウンドに参加しているのはコミュニティの影響力を強めたいという思惑があったりするからなのかな。ちなみに社名の読み方は「サイアノジェン」らしいです。

Improbable(シリーズA投資)

VRゲームなどの大規模なシュミレーションを開発するためのバックエンドを担うサービスを開発するロンドンのスタートアップ。正直サービスの内容は全く分からないのですが、a16zでOculusに初期段階から投資を行ったVRマニアのChris Dixon氏が今回の投資を期にボードメンバーに入ったとのこと。領域や座組み的にOculusを手元に置くFacebookが1〜2年後に買収しそうな気がするスタートアップ。

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