Slackが外部アプリ配信を始めることでB2Bスタートアップ黄金時代の到来を流れ星に祈る

ここ1,2年で大ブレイクした社内コミュニケーションアプリSlackがサードパーティのアプリを配信するかも、といったニュースがTechCrunchで報じられています。

Slack Is Launching A New Way To Download Third-Party Apps

どんな形式になるかはまだ分かりませんが、既に世界で170万人が毎日使い、急成長を続けるSlackが業務系SaaSの配信プラットフォームになると、SaaSスタートアップにとって非常にインパクトが大きいなぁと思っています。

スマホアプリ業界が垂直的に立ち上がったのは、何億台というデバイスに自分たちのサービスを届けるApp Storeという強力なチャネルの存在が大きかったのですが、SalesforceはあるもののB向けサービスはディストリビューションのチャネルが少なく、オンラインではAdsenseやメールマーケティング、オフラインでは代理店使ったりテレアポやらなんやら試行錯誤マーケティングをしてきました。

毎日使うツールはもはや「メディア」なので、SlackはSaaS事業者にとって非常に協力なマーケティングチャネルになりそうなのと、組織やコミュニケーションのデータが蓄積されているサービスなので、企業/チームと配信されるツールのマッチング精度も高く出来そう。

Slackは今のところ開発者やデザイン業務に従事するユーザーが中心ですが、非エンジニアの利用が広まると開発系だけでなくHRや基幹系ツールをカバーするチャネルになるかもしれません。ということでB向けサービスに興味のあるエンジニアの方は今すぐこのグループにジョインだ!

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TOP of ベンチャーキャピタル Andreessen Horowitzの投資実績(2015年11月編)


皿を洗う水の冷たさで気づく冬の到来。流行語大賞や2015年を総括する情報が流れ始めいよいよ年末オーラが出始めてきました。年末年始は投資が大人しくなる我らがa16zの11月の投資件数は3件ということでサクっと今回もいきましょう。

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OfferUp(シリーズC投資)

直近の調達記事でCraigslistキラー的なポジションで語られているC2Cフリマアプリ。物理的に近所の人との売買がメインなのでガレージセールアプリと言った方がよいのかもですが、累計調達額は今回で$163Mとなり2015年だけで$2.9Bというかなりの流通を誇るOfferUp。ガレージセール系のアプリって数年前にもUSでポコポコ立ち上がってはなかなか伸びてなかった気がする…ってのは記憶違いだったかもしれませんが、事業の成否はアイディアだけでなくタイミングと実行力が大きいなぁと改めて。

Udacity(シリーズD投資)

日本ではリクルートが出資したことで知られる、プログラミングやWeb/アプリ開発が学べるオンラインの学習サービス。今回のラウンドはドイツのメディアコングロマリットであるBertelsmannがリードでGoogle Venturesも投資に参加。a16zはCrunchbaseによると2012年のシリーズB以来のフォローオンとなります。そしてめでたく?$1B評価でユニコーン入り。累計受講者数は昨年同時期の時点で400万人だったUdacityですが、今年の秋にインドへの進出も果たしたこともありもう一段階グッと成長しそう。

twoXAR(シード投資)

創薬の大きな課題である治験コスト(というか時間)を削減するテクノロジーを開発するスタートアップ。創薬初期段階に新薬候補とその有効性を評価できる独自のアルゴリズムを保有しており、コンピューティングパワーを使うことで創薬プロセスの短縮できるようです。今のところ代謝と神経疾患の薬剤候補発見にフォーカスしているとのことで、スタンフォード大学卒業生支援ファンドのStarX Fundも投資に参加。疾患や難病に苦しむ人にいち早く特効薬をデリバリーすることをミッションをしているとのこと。この前発表されたa16zのバイオ支援ファンドからの投資かな?

ちょっとしたお知らせ

運営中のFacebookグループで12/17(木)に忘年会を開催します。ちょっとした勉強会コンテンツもありますので、ご興味ある方はそれとなくリンクをご確認ください。→B2BTechResearch忘年会

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TOP of ベンチャーキャピタル Andreessen Horowitzの投資実績(2015年10月編)


木枯らしが街を赤橙に染め、日ごと長くなる夜に思いを巡らせるこの季節。年々勢いを増すハロウィンに沸き立つ雑踏を横目に泣きながら原稿を書いています。さて10月のa16zですがバラエティに富んだ8件のスタートアップに投資しています。いつも通りさっそく行きましょう。

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Vrse(シード投資)

VRコンテンツを扱うメディアを運営するスタートアップ。Vrseアプリをインスールしスマホをマウントしたディスプレイでコンテンツを体験できます。同様のスタートアップとして先日ディズニーから出資を受けたJauntがありますね。VRのメディアが増えてくると何故かDropboxに買われてしまったbubbliみたいなアプリがまた出てきそうな予感。

さてVrseですが背後に控える投資家がYoutubeのCo-founderのSteve Chen氏、アメリカの大手タレントエージェンシーWilliam Morris Endeavor Entertainment、新興WebメディアVice Media、ソフトバンクが$250M投資して話題になったLegendary Picturesとメディア・エンタメ系で集結しており各々の狙いを想像すると楽しいですね。

OnCorps

企業内の大量のデータから行動科学、機械学習、セイバーメトリクスを組み合わせ意思決定に役立つ示唆を届ける分析ツールを開発するスタートアップ。ターゲットは大企業でErnst & Youngなどがサービスを使っているとのこと。同じタイミングでゴールドマン・サックス、マッキンゼー、フィデリティが投資。創業は3年前で従業員は20名ほど。

Mino Games(シード投資)

当時19歳のJosh氏率いるチームが2012年に開発し700万DLを稼いだ、ポケモン風ゲームMinoMonsterを開発するゲームディベロッパー。リリースから累計$10M=約12億円稼いだらしく、今回の調達を期に新作のMinoMonster2をリリース。我らがa16zですが半年に1度くらいのペースでゲーム系スタートアップにも投資している気がします。

Reflektive(シード投資)

調達トレンドのひとつであるHR系スタートアップ。人事評価のフィードバックサイクルが短いほど従業員の生産性向上に繋がるらしく、それならばリアルタイムに評価してしまえという発想の人事評価サービスを開発。具体的にはGmailやOutlook、Slackと連携することで仕事上のコミュニケーションを取りながら、システムを切り替えずにそのまま上司、同僚が相手の評価を行うことができるようになっています。Pinterest、Lyfy、Optimizelyなどが50社が有料ユーザーとしてReflektiveを利用しているとのこと。

Optimizely(シリーズC投資)

ご存知、WEBやモバイルサイトのA/Bテストを簡単に実行できるサービスを開発するスタートアップ。今回のLead InvestorはIndex Venturesで累計調達額は$146Mに。前回シリーズBの調達を行った2014年5月と比較すると売上が2倍以上になっているとのこと。導入クライアントはCNN、Intuite、Microsoft、Virgin Airlineといった大手どころを抱えており、今後は成長分野であるところのモバイル方面の機能拡充を進めていく模様。

Bracket Computing(シリーズC投資)

プライベート/パブリックにまたがる、セキュリティに優れたクラウドの仮想インフラを提供するスタートアップ。企業内のデータ、アプリケーション、サービスをカプセル化し、一貫性のあるセキュリティ制御とデータ管理機能を適用可能。エンタープライズ、特に高いセキュリティが求められる大手金融サービス業と相性がよく、Wells Fargoのアクセラレータープログラムにも参加していたとのこと。調達した資金でグローバル展開を行っていくようです。

OpenGov(シリーズB投資)

行政向け経営(というか執行というのかな?)管理分析・予算策定支援サービスを開発する、いわゆるCivic Techスタートアップ。OpenGovを使っている他行政の予算執行状況や住民の所得、警察官の数や犯罪率を比較できたり、行政運営の透明性担保の為、市民が情報を確認できるダッシュボード(こんな感じ)も機能に含まれています。アナハイムやマイアミなんかがサービスを利用しており、この領域だとSocrataも有名。

Gobble(シリーズA投資)

忙しい人向けの食材デリバリースタートアップ。レシピ通りに料理が作れるように、予め切られた状態の具材や調味料入りで食材が届きフライパン1つ10分で調理ができる。ギフトとしてGobbleを頼むこともできるが、サブスクリプションサービスが前提の模様。創業は2011年で、昨年は1年間で100万食をカリフォルニアでデリバリーをした実績を持つとのこと。同様のフードデリバリー系であればa16zはInstacartにも投資していましたね、そういえば。

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TOP of ベンチャーキャピタル Andreessen Horowitzの投資実績(2015年9月編)


秋涼爽快の候、いかがお過ごしでしょうか。8月分の投資件数が0だったということで1ヶ月スキップしてしまったこのまとめですが9月分は安心してください、投資しています。今回はEnterprise成分が多めの6社に投資している我らがa16z。早速一覧をご覧ください。

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Omada Health(シリーズC投資)

糖尿病、心臓病、重度の肥満といった慢性的な疾患は心身の健康リスクはもちろん、その治療に莫大な医療費($500B/Yearらしい)が掛かっています。ご存知の通り、アメリカの健康保険制度は日本と大きく異なり個人や企業の負担が大きいのですよね。フィットネスやヘルスケアスタートアップが盛んなのもそのせいだったりするのですが、Omada Healthは行動変容を促すことで健康リスクを低減できるプログラムの提供を企業に提供しているスタートアップです。

プログラムの参加者が食事や運動の記録を入力すると、コーチが改善アドバイスをしてくれたりゲーミフィケーション的な機能で離脱しにくくする工夫があったりと、幅が広くなったFincっぽいサービス。導入企業にとっては保険料削減と社員の健康増進に繋がりちゃんと効果が出れば良いこと尽くめなわけで、Costcoなどが導入企業とのこと。ちなみに今回のラウンドでは元々導入起業だった健康保険会社のHumanaも投資に参加しています。Humanaといえば保険大手のAetnaに$37B(約4.5兆円)で買収されており、Humana経由Aetnaとのシナジーが出せるとスゴイ感じになりそう。

Okta(シリーズF投資)

OktaはEnterprise向けID管理のサービス。大手企業もクラウドサービスを使うことが一般的になっていますが、使うサービスが多くなるとIDやパスワードの管理がユーザーとシステム管理者双方の悩みとなります。Oktaは連携しているSalesforceやWorkday、Goolge Apps等のシステムを簡単かつセキュアにログインできるサービス。a16zにとってはシリーズA、Bと投資し久々のフォローオンとなった今回のラウンド。IPOが近いからかな。

Onshape(シリーズD投資)

ブラウザで動作するクラウドのCADソフトを開発するスタートアップ。Onshapeの創業者は元々CADのトップシェアソフトであるSolidWorksを立ち上げダッソーシステムに売却した人物。古巣かつ自分が立ち上げたプロダクトの対抗製品で起業するなかなかロックなお方ですね。Onshapeは旧来のCADシステムより圧倒的に優れてた操作性が特徴のとこと。職人が多そうな業界なので、UX切り口でどれだけマーケットをリプレイスできるのか興味があります。

Medium(シリーズB投資)

ご存知Evan Williams氏が立ち上げた高品質ブログプラットフォーム。僕がダラダラ書くより佐藤さんの記事を見てもらった方が現状と課題をつかみやすいのでのでリンクを貼っておきます。

Medium、5700万ドル調達――良質なブログプラットフォームはようやく収益化に向かうのか

Tanium(シリーズG投資)

このa16z調達まとめで3回目の登場となるエンドポイントセキュリティのスタートアップ。“the world’s hottest cybersecurity startup”と呼称されるレベルまで成長しているようで、評価額も$3.5Bになっているらしい。タニウム合同会社という社名で日本進出も既に行っている模様。

Walker & Company(シリーズB投資)

有色人種向けのビューティ&ヘルスケアグッズを開発するスタートアップ。第1段として”Bevel”という黒人男性に特化した髭剃りブランドを立ち上げています。店頭に並んでいる複数枚刃の髭剃りを黒人が使うと巻き毛を引っ張りカミソリ負けをしてしまうことが多いそう。なのでスタイリッシュな1枚刃髭剃りと専用のシェービングクリームやオイルを作りネットのサブスクリプションや店頭で販売しています。FounderのWalkers氏はFoursquareでBizdevを経験しa16zでのEIRとして起業。(EIRやってるのか…!)。今回の調達と合わせ小売りチェーンTargetでの商品取扱を発表。

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日本でB2B/Enterpriseのサービスを始めるときに考えるべき市場選択というか勝負の切り口



PCからスマホへのデバイスシフトによる特需やキュレーションメディアラッシュも一段落したことで、スタートアップのテーマとして実業×ITやB2Bの領域に注目が集まってきています。

TheBridgeでひたすらB2Bスタートアップの調達動向を追いかけてきたお陰で、なんとなく日本国内でB2Bスタートアップを立ち上げたりサービスを始める際に念頭に入れておいた方が良いなぁと思うことがまとまってきたのでメモがてら。「どの領域に注目していますか?」と聞かれる質問の直接的な答えにはならないのだけど、以下のアプローチで勝負するB2Bスタートアップを見つけると寄り目がちになります。

切り口①市場性と優位性のあるテクノロジーで勝負する

競合や代替手段を思い浮かべたとしても自社以外に選択肢が無いようなテクノロジーを武器にサービスを展開しているところは当然だけど改めて強いなぁと。最近だとDeep Learningがかなり盛り上がってますね。自分にそのバックグラウンドがあるかもしくは仲間を集められるか次第だけど、圧倒的に高いテクノロジーを持っていることが大きな優位性を持つのは当然だしTech Startupならそうあるべき。

切り口②従来比10倍のUXを提供する

UXの良し悪しがユーザー獲得に大きな影響を与えるB2Cサービスと比較すると、導入意思決定軸の中でUXのプライオリティがそれほど高くないB2Bサービスは進歩が遅くその差は広まるばかり。Slackを代表例に従来型のツールより圧倒的に高いUXを提供することで急成長する領域は全然あるような気がするので、勝負の切り口としては考えてみるのもいいかも。

ただしUX切り口の勝負は「ユーザーと導入意思決定者の距離が近いこと」が大事な条件なので全社で利用するサービスより特定の部門が使うものに限定されるサービスになりやすい。そうでない場合は「UXによる改善効果>スイッチングコスト」の証明が必須で啓蒙営業をせねばならずリードタイムが伸びてしまうので低単価サービスだとちょいと微妙かも。で具体的に10倍UXってなんぞやという話だけど「モバイルフォーカス」や「自動化」「働き方の変化」とかこのあたりはキーワードに入るはず。

切り口③キャッシュポイントをずらし面を一気に抑える

サービスの提供価値自体に課金することが一般的なEnterpriseシステムですが、キャッシュポイントをずらすことで急成長したZenefitsのやり方は結構な衝撃を受けました。人事ERPを無料提供することで一気に面を押さえ、保険料で稼ぐZenefitsのモデルは「そのやり方があったかー」と思えるB2C的な戦い方なのでこのフリーミアム方式を他の領域でできないか考えてみるのもいいかも。

守りより攻め

これは切り口というか個人的な好みなのですが、使うことで良い人が採れたり売上向上に繋がる等、自社の成長に繋がるサービスを「オフェンス型」、オペレーションコストを下げることができるサービスを「ディフェンス型」と呼ぶとすると、オフェンス型の方がアップサイドが大きく、「期待」にお金を払ってもらいやすい(気がします)。

ディフェンス型は導入により削減できるコストが対価の最大値であることに加え、人一人分の仕事を削減しても日本ではレイオフとセットになり難い。ただし導入し誰の効率を上げるかによってコスト削減なのか投資なのかが分かれることもあるので、結局誰の何の問題をどう解決するのか、作ろうとしているプロダクトやビジョンは仲間やユーザーを惹きつけるものなのか、結局はそこが大事だよなぁと改めて。

ということで

久々に考察っぽい記事を書きましたが海外B2Bスタートアップネタを中心に投稿する研究グループを作ってるので興味ある人はぜひご参加ください。

B2B Tech Research

日本と海外は当然ながら商慣習が異なるため安易なローカライズには注意が必要ですが、まだB2B、特にEnterpriseはまだまだタイムマシンが効きやすいのでその辺りもご参考になれば。


photo credit: BigOmaha11_10956.jpg via photopin (license)