Category Archives: EdTech

Edtech「学習アプリ」プレイヤーたちのポジショニングとマネタイズ


リクルートの受験サプリやJUST Sysmtemのサービスなど、アプリ上で学習コンテンツを提供する「学習系アプリ」のCMを見る機会が増えてきました。そういえばちょうど去年の今頃は新規事業として同様のサービスの企画書を書いていたなぁと思い出したので、目についた各サービスのポジショニングをまとめてみました。

紙のコンテンツと比較すると、アプリはインタラクティブなコンテンツが作りやすいので、ゲーミフィケーションを活用して学習の継続性を高めようと工夫しようとしているのはみんな共通してます。特にドリコムがソーシャルゲームで培ったノウハウで教育市場を攻めていくようなので、どの程度ノウハウがヨコ展開出来るか楽しみ。一方、教育市場で実績のあるプレイヤーはアイテム課金ではなく定額課金の方を選択しているみたいです。

もし、仮に自分が同様のサービスを運営するとなったらやはりコンテンツの確保がかなり大変だなぁと思うのです。「学習サービス」という定義だと、学習効果があると「思わせる」コンテンツを提供しないと、サービスを使う本人なり親がそのサービスを選択してくれなそうだなぁ。DeNAがNHKエデュケーショナルと組んだみたいに、実績あるコンテンツホルダーと組んだほうがいい分野なんでしょうね。

そういえば、ドリコムやDeNAがedtechに乗り込んできてるのって何故なんだろ。当たると大きいゲームにリソースをつぎ込んだ方が儲かるような気がするのだけど、外すと損失も大きい。事業的なリスク回避のためだったりするのかな?この辺りは誰かに聞いてみたいなぁと思うのでありました。


インタラクティブな知育玩具「UBOOLY」がなかなかステキ

UBOOLY

サイトを見れば、どんなものかすぐわかると思いますが、専用のアプリが入ったぬいぐるみにスマートフォンを入れると、キャラクターとおしゃべりできるおもちゃです。どうやら「エデュケーショナル・トイ」という分野の製品らしいですが、なによりサイトの見せ方が非常にうまい。

こんなのプレゼントされると、子供は興奮しそうだなー。

スマートフォンやタブレットで市場をリプレイスできる余地が大きいと思っているので、以前から知育の分野には大きな関心を持っています。こういったアイディアをうまく活用することで、子供が楽しんで学べるサービスを作りたいなぁなんて思うわけです。

スマホを入れるぬいぐるみの値段は約30ドル。
アプリは無料ですが、アプリ内でのコンテンツ課金もあるようです。

ドリコムさんがソーシャルゲームのノウハウを教育アプリに転用して成功し始めているようですが、UBOOLYのように、ハード+アプリという知育の分野もアリなのではないかと。

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アバターで教室を楽しくマネジメント!先生と生徒と親が使えるClassDojoというサービスが面白そう


教育系サービス(Edtech)が盛り上がってます。

最近、日本でも注目される教育系サービス(Edtech)ですが、アメリカでは先行してたくさんのサービスが出ています。そもそも、アメリカでは多くの移民を抱え、所得格差も大きいことから均等な学習を生徒に提供することが難しく、教育機関はとても苦労しているそう。

テクノロジーにより問題を解決できる余地が大きいことからEdtechの分野が注目されている、というのがアメリカで盛り上がっている背景のようです。

Edtechは個人的に関心の強い分野なのでいろいろ情報を集めているのですが、アメリカで提供されているClassDojoという小学校向けサービスが面白いなぁと思いました。

アバターを使ったリアルタイム通信簿


宿題を忘れる子がいたり、授業中騒ぐ子がいたり、いじめが発生したりと、小学校のクラス運営は大変なはず。日常の行動を改善してもらうための生徒へのフィードバックはせいぜいその場で叱ったり、通信簿に書いたりという感じだと思います。


ClassDojoを使うと、生徒が悪いことをすると減点、良いことをすると加点され、それが本人や親にリアルタイムにフィードバックされるようです。アバターを使ってゲームみたいに楽しく点数を競うことができるので、子供も常に監視されているという意識を持たずに学校生活を送ることができそうですね。

日本でも導入できたら面白いんじゃないでしょうか。

photo credit: woodleywonderworks via photopin cc

ゲームの次は教育!教育系スタートアップが注目される理由を調べてみた



注目が集まる教育×ソーシャル

この記事読みました!

ソーシャルゲームのノウハウは使えるーー次に狙うは「教育アプリ」マーケット #bdash


さて、興味深かったのはソーシャルゲームの担い手がこの分野に興味を示していることだ。パネルに登場したドリコム代表取締役の内藤裕紀氏と元DeNA、Quipper日本オフィス代表の横井明文氏は共に「ゲームと教育」サービスに共通するキーワードを挙げていた。

「ソーシャルゲームのノウハウをそのまま提供している」と語る内藤氏は現在提供している教育プラットフォームの状況に触れつつ、「ソーシャルゲームで培ったイベント運営とかソーシャル的に友人とどう繋がるとか」そういったノウハウが学習の継続率に影響したと話していた。(転載元:SdJapan

ソーシャルゲーム勢が培ったノウハウをもとに、教育市場に本格参入していく模様です。
特にドリコムは教育カテゴリで実績がある、えいたまグルタンなどのコンテンツがあるので、この辺りを横展開していくのでしょうか。

ゲーミフィケーションは教育分野で強い力を発揮すると思うので、ソーシャルゲームの実績はかなり使えるはずだと個人的には感じています。

ゲーム市場よりも大きい教育市場

教育産業市場は2兆4,220億円と言われています。

ここ数年、強烈な勢いがあったソーシャルゲームの市場規模は約3,870億円(2012年度)。家庭用ゲーム市場は4,479億円。ゲーム全体で考えると合計8,349億円の市場規模です。それと比較すると教育市場は非常に大きい。教育×ソーシャルはゲームよりも巨大なビジネスになる可能性を秘めています。

教育市場は破壊的イノベーションの発生確率が高い

教育市場はざっくり言うと、学校、学習塾・予備校、幼児教育、通信教育、家庭教師、参考書・問題集などのセグメントで形成されています。現在は何かとアナログな物が多い教育市場ですが、オンラインで置き換えることができたり、新しい付加価値をつけることができるものが多いと考えています。ゲーミフィケーションやソーシャルを活用することにより、学習の継続性や学習効果を上げることができる調査結果も発表されているので、スタートアップでも既存企業が培ってきたノウハウに対抗できる可能性があると感じています。ちょうど家庭用ゲーム市場を新興のソーシャルゲームが食っていったように、教育分野でも破壊的イノベーションが起きるのは間違いないはず。

家庭の教育コストを下げられる可能性

イケダハヤトさんのブログ参照ですが、家庭が負担する教育コストは高止まりしてます。
教育コストを下げるのは、20代の責務だと思う

既存の教育コストが高いのは、教育事業者側の人権費や施設運営費用、教材作成費用などの高コストが料金に転嫁されているから。オンライン化によりコストが圧縮されたり、無料のものが多数出現するので、教育にかける家計の負担は減るはず。初期段階ではコンテンツの質の問題が問われることになると思いますが、市場の成熟に合わせて質も自ずと上がっていくでしょう。

国内の注目教育系スタートアップ

そんな市場環境のなか、今後活躍が期待されている国内のスタートアップをいくつか列挙します。

スマートエデュケーション




知育系アプリを開発・提供しています。
LINEにコンテンツ提供したり、LaunchPad優勝したりと注目を集めています。

スクー




オンラインで受けられる無料スクールを運営。
講師陣が豪華でコンテンツの質が高いです。

クラウドスタディ




勉強SNSのStudyPlusを運営しています。
最近会員数が10万人を突破し、順調にサービスが成長しているようです。

ドットインストール




プログラミングを動画で学習できるサービス。
しかも無料。素晴らしすぎます。

シェアウィズ




学習により得た知識を地図のように広げて行けるサービス。
ゲーミフィケーションをうまく活用しており、継続性が高そう。

今年1年は多くのスタートアップが教育分野に挑戦してきそうなので、どんなプレイヤーが出てくるか非常に楽しみにしています。