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「スマホ×旅行の勝者を目指す」ーーオーダーメイド旅行プラン製作のtabikulがローンチ

せっかく旅行に行くのであれば、自分に合った最高の体験をしたいという人は多いはず。旅行のプランを考えるのは楽しいのだけど、情報が点在していて調べるのに手間がかかるし、ガイドブックに載っている情報はありきたり。できれば現地の人が通うお店やスポットに行きたいけれど・・・と誰でも1度は考えたことがあるのでは。

そんな自分に合ったオーダーメイドの旅行プランを作ってくれるサービス「tabikul」が本日ローンチしました。開発したのは音声クラウドソーシング「Voip!」で有名なGrood。Voip!を通じて個人が持つ力の大きさを実感し、今回のサービスを開発したとのこと。代表の原口さんにお話を聞いてきました。

「旅コンシェルジュ」が作るオーダーメイドの旅行プラン

tabikulは自分に合ったオーダーメイドの旅行プラン作成からホテルや航空機の手配まで行ってくれるサービス。スマホやパソコンから「こんな旅行がしたい!」という見積依頼を行うと、旅行先の現地滞在・旅行経験者がオーダーに沿った旅行プランを72時間以内に提案してくれます。

旅行プランは現地に住んでいる方や現地への旅行経験がある「旅コンシェルジュ」が作成するため、現地の情報に基づく最適のプランを提案してもらうことができます。

旅コンシェルジュは下記の画像の通りかなり細かいプランを立ててくれます。チャット機能もあるため、コンシェルジュが立てたプランの詳細を聞いたり、より細かい要望を出しながら旅行プランを調整することも可能です。

スマホ×旅行の勝者を目指す

旅行業者の取扱高ベースで年間約6兆円、旅行消費額を含めると20兆円を超える巨大な旅行市場。多くの旅行代理店は提携先の航空会社やホテルから組み合わせた旅行プランを提供していますが、新興のLCCと契約できていなかったり、移り変わる旅行者のニーズに応えきれていないところが多いようです。

また、旅行サービスのスマホでの閲覧比率が年々増加している中、既存サービスのスマホ対応が遅れており、「スマホ×旅行」の切り口では勝者不在の状況であると原口さんは言います。

リリース時点で利用可能なのはフランス・イギリス・イタリアへの旅行のみですが、エリアはすぐに拡大してくれるはず。このサービスでまずは20-30代の女性をターゲットとしつつ、将来的にはシニア旅行や出張等多くのシーンでの利用を想定しているとのことですが、旅行に特別な体験を求めるユーザーのニーズに応えてくれそうな、聞いていて非常にワクワクするサービスでした。

tabikul

個人で開発中のサービス→α版参加募集中!ツール選びに悩んだらtoolbase



日本発のバイラルメディアで海外へーー「笑い」特化型バイラルメディア『CuRAZY』の伊藤さんに色々聞いてみた

「Dropout」「Whats」「Buzzlive!」「animul buzz」「Candle」などなど、SNSでシェアしたくなるインパクトの強い動画をキュレーションする、いわゆるバイラルメディアがここ数週間でたくさん立ち上がっています。

去年のフリマ系アプリよりも短期間にたくさん立ち上がっているので、このトレンドって一体何なんだろう?なんて事を思っていたら、CuRAZYという笑い特化型バイラルメディアを立ち上げたBitgather伊藤さんにお話を聞く機会を頂いたので、気になるところを色々と聞いてみました。

East Venturesの大河さんがきっかけに

バイラルメディア、すごい勢いで立ち上がってますね。CuRAZYを立ち上げてみて、いまのところ反響はどうですか?

CuRAZYを立ち上げてまだ数日ですが、イケダハヤトさんに取り上げて頂いたり、動画をソーシャル上でシェアしていただいたり、一定の反応を得ることができています。アクセスはスマホ中心で集まっているのですが、実は技術上のトラブルがあり、スマホで動画が2日間見れていなかったことが発覚してしまって・・w 今は治りましたがとてももったいないことをしてしました。

なるほどw そもそも伊藤さんはなぜこのメディアを立ち上げるに至ったのですか?

海外に9GAGという月間28億PVを集めるお笑い系のメディアがあって、前からこんな感じの物を作りたいなぁと思っていました。会社の株主であるEast Venturesの大河さんにそのことを相談してみたら、最近バイラルメディアに勢いがあるからまずは作ってみたら?と背中を押してくれたので、サイトを1日半で製作しました。

「笑い」は海外でも通用する

ちなみに、なぜ「笑い」に特化したんですか?

まず、動画のキュレーションを行う上では特化した方が運営しやすいというのがあることと、「笑い」のコンテンツは海外展開がしやすいと考えています。日本語圏だけを見てしまうと、成長の限界が早期に来てしまうかもしれないと思っていて、「笑い」はノンバーバルなコミュニケーションが可能なので、日本発でも海外の人に受け入れてもらうことができると思っているんです。

実験的に、ほとんど同じのコンテンツを配信するFacebookページを作ってみたのですが、日本語のページよりも英語で作ったページの方がリアクションが圧倒的に上だったんですよね。日本発のコンテンツと相性が良いのは、マレーシアとか台湾とかアジアの国々。サブカル系のコンテンツとか海外でどの程度通用するか試してみたいですね。

参入障壁が低いため、たくさんのバイラルメディアが立ち上がってくることが予想されますが、どのような差別化を考えていますか?

現在、動画のコンテンツはアメリカの友人や会社のスタッフで探しているのですが、面白いコンテンツを継続的に配信できることがひとつの差別化要素になると思います。あとは早めにインフルエンサーを獲得することが重要だと思っています。インフルエンサー候補は1,000人程度リストアップしているので、その人たちが興味を持ってくれるように頑張って働きかけて行きたいですね。

伊藤さんによると、アメリカのバイラルメディアは2年くらい前からちょうど今の日本みたいに乱立し始めて、コンテンツの質やデザイン力でPVに差が生まれ、継続的に運営ができる力があるところが生き残っているようです。

今後日本でどんなバイラルメディアが立ち上がってくるのか、どんなところが生き残っていくのか、このトレンドには興味があるので引き続きウォッチしていきたいと思います。伊藤さん、ありがとうございました。




「インターネット界隈の事を調べるお」の大柴さんにブログ運営について聞いてみたお



とツイートしたところ、


とご返信いただきました。返信の主は「インターネット界隈の事を調べるお」で有名な大柴さん。渋谷の居酒屋で世間話も交えながらブログ運営について3時間くらい聞いてきました。

ブログを始めて変わったこと

–「調べるお」すごい人気ですね。昔と比べて何か変化はありましたか?

『いやいや(笑)ただ、いろんな人から声をかけられるようになりましたね。PVとかはあまり見ていないし、アフィリエイトで儲けようとか全く考えていないんですけど、業界の有名な人がブログの存在を知ってくれるようになったのは大きな変化。中でもEast Ventures大河さんからフォローされたときが一番うれしかったですね。WEB業界に10年いるけど本当にスゴイ人なので。』

–そういえば、「調べるお」はいつからスタートしたんでしたっけ?

『去年の1月くらいから始めたので、そろそろ丸2年ですね。もともとは昔からタカノリブログを運営していたり、他にも100個以上サイトを集中的に作る時期があって、その最後に作ったのが「調べるお」。当時、会社でストレージ系のサービスを作ろうとしていたので、一番最初に書いた記事は競合サービス一覧をリンク付きで列挙するだけの単純な記事なんです。そのあとも更新しないとSEO的には育たないので続けていたら、5記事目くらいがバズったんですよ。VCとかスタートアップ周辺の相関図の記事。家入さんがツイートしてくれて。』

『さらにその後に書いた「コンプガチャ」の記事がものすごくバズりました。コンプガチャ騒動で関係する上場ソシャゲ企業の時価総額の吹っ飛び具合を書いたんですけど、その記事がバズってしまって。バズったのを見て「すげぇな」って思ったんですけど、嬉しくなかったんですよね。関係者にとってはネガティブな記事だし、それでバズっても全然嬉しくないものなんだなぁと気づきました。それ以来、ポジティブな事だけ書こうと思うようになりました。』

ブログ運営で大事にしていること

–確かに、「調べるお」ってネガティブネタ取り上げないですよね。

『経営にずっと携わっていたので経営者の気持ちが分かるというか、ここは書かれたくないな、みたいなところはよく分かるんです。経営者ってホントに人から褒められないんですよ。従業員の方がよっぽど褒められる。そのことが分かるから、なるべくいいところを見つけて褒めてあげたいと思って記事を書いています。あえて指摘したり苦言を言うことも愛だ、という見方もできるかもしれないけど、経営者はそんなこと僕が言わなくても分かっていると思う。そしたらいつか業績が回復するので、その時に盛大に取り上げます。』

–他にも運営のポリシーみたいなものってありますか?

『長い文章はあまり書かないようにしてますね。僕自身が字が多いと読まないですし、そもそも今年は本3冊しか読んでない。1冊目はCA藤田さんの「起業家」で2冊目はクラウドワークス吉田さんの本、3冊目はペパボの本。記事が読みやすいって言われるけど、平易だし難しいカタカナとか使わないから読みやすいのかもしれないですね。あと、「調べるお」に関しては考察はあまり書かないようにしてます。荒れるの嫌なので(笑)他には、人から聞いたことを元に記事は書かないことに決めてます。あくまで公開情報を調べて書くと。今のところ炎上したことはないと思っているので、このペースをキープしていきたいですね。』

–なるほど。「調べるお」って毎回切り口が面白いなぁと思うのですが、ネタはどうやって探しているんですか?

『特別、ネタ探しみたいなことはしないですね。速報性があるものをすぐ記事にすればPVが稼げることはわかっているんだけど、興味がないものは取り上げないです。PV欲しさでネタ探しに行って書いてもロクなことにはならないというか、興味がないことを無理やり頑張って記事にしても大概は報われないので。逆に、ふと思ったものとか急に気になったネタを書く方がやる気もできるし面白いです。例えばタイ語のTシャツ着てきたからタイの携帯電話事業者ことを調べてみるとか。このネタの脈絡のなさが「斜め上」と言われる理由かもしれないですね。』

–ブログのターゲットとか読者層とか意識してますか?

『そこはあまり意識してはないですね。ただ、記事で取り上げた会社や人がターゲットかも。その人達が「調べるおに取り上げられた!」とか「よく調べてるなー」とか喜んでくれるととても嬉しいです。さらに、取り上げた会社の人が「会いましょう」とか言ってくれると書いてホントによかったなと思います。記事を書いて議論を生むのは本意ではなくて、記事をその当事者の人たちが懐かしく思ったり、「なるほどー」って思ったりしてほしいですね。』

インターネットの「資料集」を作りたい

–今後、どういうことを「調べるお」していきたいですか?

『「資料集」ってあるじゃないですか。世界史の授業のときに使う、教科書とは別冊で戦争のルートとか写真とか図がたくさん書いてある本。インターネットにおける「資料集」を作りたいなと思っています。インターネット業界の歴史とか繋がりを図解してあげて、その資料集を見ればぱっと理解できて面白いもの。もともと歴史であったり、サービスや会社の背景に興味があるし、全てのものには理由があるのでその理由を知りたいんです。また、その時代の当事者の人たちが「昔、俺達こうだったなぁ」って懐かしんでくれたり、昔話に花を咲かせてくれたりする、そういうものを作りたいですね。』