ここ1,2年で大ブレイクした社内コミュニケーションアプリSlackがサードパーティのアプリを配信するかも、といったニュースがTechCrunchで報じられています。
Slack Is Launching A New Way To Download Third-Party Apps
どんな形式になるかはまだ分かりませんが、既に世界で170万人が毎日使い、急成長を続けるSlackが業務系SaaSの配信プラットフォームになると、SaaSスタートアップにとって非常にインパクトが大きいなぁと思っています。
スマホアプリ業界が垂直的に立ち上がったのは、何億台というデバイスに自分たちのサービスを届けるApp Storeという強力なチャネルの存在が大きかったのですが、SalesforceはあるもののB向けサービスはディストリビューションのチャネルが少なく、オンラインではAdsenseやメールマーケティング、オフラインでは代理店使ったりテレアポやらなんやら試行錯誤マーケティングをしてきました。
毎日使うツールはもはや「メディア」なので、SlackはSaaS事業者にとって非常に協力なマーケティングチャネルになりそうなのと、組織やコミュニケーションのデータが蓄積されているサービスなので、企業/チームと配信されるツールのマッチング精度も高く出来そう。
Slackは今のところ開発者やデザイン業務に従事するユーザーが中心ですが、非エンジニアの利用が広まると開発系だけでなくHRや基幹系ツールをカバーするチャネルになるかもしれません。ということでB向けサービスに興味のあるエンジニアの方は今すぐこのグループにジョインだ!