Monthly Archives: 10月 2014

人工知能ミニカー、ノマド向け検索エンジンほかAndreessen Horowitzの投資実績(2014年9月編)


食欲の秋到来ですが、9月は比較的多めの9件に投資したAndreessen Horowitz(以下a16z)。人工知能ミニカーやノマド向け検索エンジンなど気になるテーマや、我らがジェフ・ベゾス先生と一緒に投資した住居領域スタートアップなど興味深い領域への投資を続けています。それでは早速行きましょう。

Teleport(シード投資)

まだプロダクトは未ローンチのようですが、”Search engine for digital nomads”がコンセプトのサービス。要は国境をまたぐノマドワーカー向けに仕事や生活に役立つ情報、例えばその地域の税金の払い方やビザの取得方法といった情報を色々と引き出すことができるらしいのだけど、主に生活コストを下げられる情報にフォーカスが当たるのかな?という印象。このサービスが日本に上陸すればこれ以上東京で消耗しなくて済むかもしれない。サイト全体がインフォグラフィックスみたいにデータがまとまっていてとてもきれいだし、なんだか創業チームの強い想いを感じるサービス。

Apropose(シード投資)

こちらもシードでプロダクトは未リリースなので詳細不明ですが、Data-driven web designという非常に気になるキーワードのサービスを開発中。CEO以下メンバーが全員スタンフォード大学であれれと思ったのですが、どうやらスタンフォードのコンピュータサイエンス系研究室からスピンアウトしたスタートアップらしい。Webサイトによると2014年秋にサービスをリリースする予定のようです。

GoodData(シリーズE投資)

マーケティングROIとか社内の各種KPIをモニタリングできるBIツールを開発。ヴァージン航空やケロッグ、Hootsuiteをはじめ幅広い業界で40,000社以上のユーザー企業を抱えているらしい。ビッグデータ界隈の中でもBIツールの領域はプレイヤーが多くDomoやTableau等成長著しい新興プレイヤーがしのぎを削っています。今回はシリーズEの調達だけど、a16zはシード投資からフォローオンを続けており、2016目標のIPOに向け着々と準備をしている模様。

Product Hunt(シリーズA投資)

日々生まれる新サービスをキュレーターがピックアップし投票やコメントでコミュニケーションできるサービスであり、ウォッチャーにとってはスタートアップのディスカバリーツール。最初はベイエリアで知る人ぞ知る的なサービスだったようですが、Y combinator2014夏期バッジにも採択され卒業後にa16zが投資する流れに。気になるマネタイズですが、採用プラットフォームやAPIで稼ぐモデルになるかもとのこと。既にコピーサービスが日本でもいくつか立ち上がってますが、鶏卵型サービスなので質の高いコミュニティを最初に作るパワーを持つ人が勝ちそう。ちなみにキュレーターのモチベーションはNewspicksに少し近いんじゃないかと思ってます。

Udacity(シリーズC投資)

データサイエンティストやプログラマを養成する有料のオンラインスクールを運営。GoogleやFacebook、Salesforceといったテクノロジー領域で絶大な信頼性を誇る会社が講師としてコンテンツを提供しています。このスクールに入り学んだ結果Googleに入社できました、なんていう生徒のストーリーも掲載されていて、就職に直結できるのが求職者にとってメリットっぽい。コンテンツ提供側もポテンシャルのある人材を育ててそのまま採用に繋げられている模様。

Pro.com(シリーズA投資)

修理やらリフォームやら家にまつわる諸々を信頼できる業者から見積とったり比較できるマッチングプラットフォーム。今では取得難易度の高い3文字ドットコムドメイン。ユーザーにとっては接触頻度の低いサービスなのでニーズ発生からすぐ想起できるシンプルで短いサービス&ドメインの方が良いですよね。Amazonの元エグゼクティブが創業したらしく、その繋がりなのかジェフ・ベゾスもシードの段階から投資しています。家事代行やキュレーションメディアといった住空間領域のスタートアップが日本でも増えてますが、Pro.com系のサービスもすぐに出てきそう。

anki(シリーズC投資)

次世代ラジコンというかミニ四駆というか、実際のミニカーをスマホで操作しレースで競えるハード&アプリを開発。この時点で既に面白そうですがこのミニカー、経験によって走行が進化する人工知能を搭載しています。既にネットでも購入できますが、どうやらUSとカナダのAppleストアで購入できる模様。ちなみにTIME誌が選ぶ2013年ベスト25発明の1つに選ばれたのだとか。

Dwolla(シリーズD投資)

Apple payが始まったりFacebookメッセンジャーにも送金の隠しコードがあったり最近動きの多いFintech領域ですが、Dwollaは1トランザクションあたり25セントで相手に送金できるサービスを開発するスタートアップ。今回はシリーズD調達ですが、a16zにとってはシリーズCに続くフォローオン投資。ちなみに目利き投資家としても有名な俳優アシュトン・カッチャーも2012年に投資しています。

Glow(シリーズB投資)

基礎体温や体重、ストレスの状況といった健康に関する情報を入力していくと、ベストな妊娠タイミングを教えてくれる女性向け妊活アプリを開発。他にも健康系のTipsを教えてくれたり、コミュニティの機能があったり旦那さんとコミュニケーションが取れる機能もあったりするらしい。妊活だけでなく、妊娠後の体調管理やお腹の子供の状態を教えてくれるGlow Nurtureというアプリもリリースしています。



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