【2013年おさらい】ネット界隈に生息する僕が「なるほど」と思った10個の記事


そろそろ2013年もおしまい。今年1年を振り返るために、Tweetした記事やLikeしてきた記事を眺めて、勉強になったものを10個集めてみました。

ココナラの急成長を支えた、ライフネット流ストーリー・マーケティング

スキルを500円で個人間で販売できるcoconalaの立ちあげ時のユーザー獲得方法を具体的に解説。coconalaはmixiのコミュニティに所属している約1,000人にアプローチして400名のユーザー登録、200名の出品者を獲得しスムーズなサービス立ちあげに成功。また、ライフネット流のマーケティング手法を駆使して「共感」でファンになってくれる増やすことに成功する。

サービスの立ちあげ方法に悩んでいる人は多いような気がしていて、具体的にどんなアクションを取れば良いか、とても参考になりました。ちなみにこの記事で紹介されていたライフネットの本を勢いで購入。分かりやすくていい本でした。

スマホをかざすと記事が子ども向けに変わる!?画像認識ARアプリを利用した、東京新聞のユニークな試み

情報源として未だに重要な役割を果たす新聞。細かい文字がびっしり埋まっており難しい漢字や用語が並んでいるため、大人向けの媒体となっている。東京新聞が提供するARアプリを使うと、子どもでも平易に読める「こども新聞」として読むことができる。

ARって実はいまいちピンと来ていなかったんだけど、ARの特性をうまく活用して問題解決しているところが素晴らしいなぁと思いました。期間限定のキャンペーンみたいだけど、この取り組みはぜひとも続けて欲しいところ。

歌手・野口五郎氏が特許、スマホでライブ「持ち帰り」

ライブの映像を終了後に来場者がストリーミングで再生できるサービスを野口五郎氏が考案、正式サービス開始。来場者にQRコードを印刷したカードを配布し、イベント後にQRコードをスマホの専用アプリで読み取ると、当日のライブ映像を視聴できる仕組み。

の、野口五郎!?と思ったけれど、ファンもアーティストもイベント主催者もみんな得するスマートなサービスだなぁと。不正利用を防ぐ仕組みなんかもしっかり導入されているし、早くいろんなイベントで導入が進むといいな。

スマートフォンECとアプリコマース元年。 スマホEC市場と主要プレイヤーをざっくりまとめてみた。

コミュニケーション、ソーシャルゲームといったサービスがスマートフォンの普及により爆発的に成長してきたが、次はコマースの分野の成長が期待されている。アメリカはでモバイルファーストでコマースのサービスが成長しており、日本でも同様の展開が期待されている。大手の対応が遅れることが予想されるため、スタートアップにとっては非常にチャンスの大きい領域といえるかもしれない。

metaps佐藤さんの4月に投稿された記事。今のスマホコマース市場の盛り上がりはすごいですからね。さすがの彗眼です。記事の最後にある差別化ポイントがまさに各サービスの成長の差を生んでいるような気がします。

いよいよ戦いが激しくなってきたフリマアプリ市場

レッドオーシャン化し始めた5つフリマアプリの特徴とポジショニングを紹介。フリマアプリの運営は、ユーザー間取引の間に運営側が入ることによりキャッシュを一時的に保有できることがビジネスのキモ。参入障壁の低い領域で戦うためには「差別化」と「売り手」を探すことが重要である。

売り手としては、商品が売れてもお金を手にするには振込手数料がかかるため、こまめに現金化せず売上はしばらく運営者側の手元にある、ということが理解できたのはなるほどなぁと思いました。いつまでも売り手がお金を引き出さなかった場合、その売上は運営者のものになるのかな?

為替手数料ゼロ?!常識をくつがえした海外送金サービス「TransferWise」

「海外送金版スカイプ」と呼ばれる、ユーザーの手数料負担を大幅に引き下げた金融サービスを提供する「TransferWise」。通常、A国からB国へ送金するには銀行が間に入る必要があるため、高い手数料が発生する。同じタイミングでB国からA国へ送金する人をTransferWiseでマッチングすることで銀行を介さない取引を実現。英ファイナンシャル・タイムズ紙で「金融機関の事業モデルを変える」と評される。

仕組みはシンプルなんだけど、このモデルを思いつくってスゴイ。インターネットの力でイノベーションを起こせる分野がまだまだあると感じさせてくれた記事でした。

エッジとスケールのジレンマ

「ユーザー層を限定」「利用シーンを限定」「機能・体験の差別化」といったエッジの効かせ方は話題を生むことで初動を作りやすいが、ユーザー層をセグメントしてしまうことでスケールしない可能性がある。過去にヒットしたサービスは「汎用性」「文化を作る」「拡散したくなる要素」が盛り込まれており、サービス開発にはこういったポイントを抑えておくことが重要。

「エッジとスケールのジレンマ」ってたぶんサービスを開発したことがある人なら多くの人がぶち当たったことがあるテーマな気がしていて、この記事を読んだときは「そうそう!」と思った記憶が。サービスの差別化に目を向けがちですが、スケールしないと未来はないのでその辺りの両立って難しいなぁ。

なぜ大企業はスタートアップと組みたがるのか

毎週木曜日の朝7時から起業家と大企業の社員を集めて開催している「モーニングピッチ」。リーマン・ショック後の新規事業凍結から回復してきた大企業がスタートアップのリソースを活用したオープンイノベーションのニーズが高まっており、モーニングピッチでの出会いをきっかけに15件以上の投資や事業提携が生まれている。

この記事でトーマツベンチャーサポートの斎藤さんが起業家に問いかける「サプリメント」と「解毒剤」の話が示唆深くていいなぁと思いました。「サプリメント」は、あったらいいもの。「解毒剤」は必要な人には本当に欠かせないもの。「解毒剤」のような事業やサービスこそ人に受け入れられていくんでしょうね。

孫さんに足を向けて眠れないネット界隈の話。

米国からネットビジネスを持ち込み、資本市場を整備し、ネットベンチャーが育つ基盤を築いた孫さん。その後数々の試練が襲いかかるが、逆境を見方につけていつも新しい市場を切り開き続けてきた。そんな孫さんがいなけばYahoo!Japanも楽天もサイバーエージェントも存在していなかったのではないか。

次々にやってくる困難と戦っては勝ち、戦うたびに強くなる孫さん。ビジネス界の孫悟空ですね。実は孫さんの本を今まで一度も読んだことがなかったのですが、国内インターネットの歴史を知るためにも年末に読んでみようかと思います。

【コラム】「3年先に流行るサービスのアイデア」を考えるにはどうしたらいいか

3年後に通用するサービスを考えるためには、「3年後の世の中はどうなっているか?」「3年後も変わらない価値は何か?」の2つのアプローチがある。「3年後の世の中」を予想するためには「今、成功している人たちが、過去にどのように考えていたか」を考えるのがオススメ。「3年後も変わらない価値」を考えるためには人間の本質的な欲求に目を向けることが重要。

未来を予測するためには過去を知ることと人間の本質を理解する必要がある、というのはまさにおっしゃる通りなんだけど、それを誰にでも分かりやすく納得感をもって伝えられるってすごいなぁと思いました。アラン・ケイの「未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ」ってすごくエネルギッシュな言葉ですね。眩しい。

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マーケティング、新サービス、歴史、サービスの考え方など雑多なセレクションでしたが、いかがでしたでしょうか。引き続き次回は2013年に気になったサービスについてでもまとめてみようかな。



photo credit: betta design via photopin cc

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