Monthly Archives: 10月 2013

追記あり:IPO直前のTwitterが今まで買収してきた29社をリストアップしてみた。

いよいよ上場するTwitter。

広告がないことがクールだと言われていたFacebookは、上場してからフィード内に広告を出したりメッセージに課金したりと、上場すると何かと市場からプレッシャーがかかるようなので、Twitterにはこれからも変わらぬ使いやすさを保っていただきたいところです。

ユーザーから見ると140文字をツイートするシンプルなサービスですが、裏側では数々のテクノロジーを吸収してここまで巨大化してきたようです。今回は上場記念ということでTwitterが今まで買収してきた企業をリストアップしてみました。

※追記:この金額はCrunchbaseの情報を元に記載しましたが、S-1にTwitterが申告した正しい金額が記載されています。正しい金額データが必要な方はこちらで。

Vineくらいしか知らなかったのですが、2008年から今まで29社も買収していました。

買収してきた企業の数もさることながら、そのスパンの短さに驚きました。2013年はほぼ1ヶ月に1社買収しているペース。従業員からすると毎月新入社員が加わってくる、くらいの感覚なのかもしれません。

と、これだけではただのリストアップになってしまうので、買収してきた企業を大きく6つにグルーピングして、Twitterの月間アクティブユーザーと並べてマッピングしてみたのが下の図。アクティブユーザー数は公表されている2010年以降のデータのみです。

月間アクティブユーザー1億付近からセキュリティやバックエンド系の企業を買収したり、2012年から一気にソーシャルメディア分析系の企業を買ったりと、当然ですがその時に応じて必要な技術を買っているんでしょうね。

今後時間があったらこれのFacebook版でも作ってみようかと思います。



ヤフーがレストラン予約サービス「Yahoo!予約」をスタート。このジャンルは最近熱いかもしれない。

先日この記事(レストランのオンライン予約サービスがいつの間にか進化していた。7年後に向けて一気に普及しそう。)で、日本のオンラインレストラン予約事情が改善すればいいなーと書いたばかりですが、10月1日にヤフーから「Yahoo!予約」がリリースされました。

OpenTableが普及しているアメリカとは異なり、日本ではまだまだレストランとか居酒屋の予約は電話がメイン。お店の営業時間中でないと予約が取れなかったり、コミュニケーションが面倒だったりで、お店を予約する作業の心理的コストは大きい状況でした。(僕だけかもしれませんが)

お店側としても独自で予約システムを構築するには結構なコストが発生するので、オンラインで予約を受け付ける利点は理解しつつも、なかなか投資できない状況だった、と勝手に思っています。

実際にYahoo!予約を使ってみると、お店の情報や口コミ、予約システムについては提携先のホットペッパーやぐるなび、食べログやRettyなどから引っ張ってきているようですが、ヤフーがオンライン予約領域に参入することによって、お店をネットで予約することが一般的になる日も早いかもしれません。




ライフログ系アプリが最近また増えてきている理由を考察してみる

photo credit: Send me adrift. via photopin cc

少し前にグロースハック系のサービスが一気にリリースされていましたが、最近はなんだか日記や写真共有系のいわゆるライフログ系アプリのリリースをよく目にする気がします。

例えば、SceneとかLivreとか、今までに複数サービスをリリースしたことがある、実績のあるベンチャーが出している感じ。スマホ黎明期に大量のサービスが出現していましたが、また最近増えてきている理由はなんだろう?と思ったので、その辺りを少し妄想してみます。

以前のアプリリリースラッシュから複数年経過しているから?

Instagramやジャンル特化型の写真共有アプリが大量に出たのが2010〜2011年あたり。現在はそこから2,3年経過しており、ストアのランキング上位をキープし続けているアプリは少数。なので、最近スマホを買った人たちにリーチするために新しいライフログアプリをリリースした、ということが考えられなくもないかな、と思います。

「考えられなくもない」と表現が弱いのは、以前に出たサービスたちがビジネスとしてまだ正解を見つけられていないから。InstagramがFacebookに買収されたのは当時大きな話題になりましたが、あれだけ多くのユーザーを抱えているサービスなのに単体ではまだマネタイズできていません。

数年たった今でもその状態が続いており、市場環境に大きな変化は今のところありません。普通に考えれば、仮に成功して大量にユーザーを獲得しても、儲からないジャンルのサービス。なのに、なぜ最近また増えているんだろ。

B2Bが主たる目的・・・かもしれない。

どのサービスを見ても、料金は無料でプレミアムなオプションも広告もない。今のところサービス単体のマネタイズは考えていなそうだし、どのマネタイズのモデルもかなりスケールしない限り事業としては成立しなそう。というか、サービス単体でのマネタイズは考えていない気がします。

iOS7が発表されフラットデザインが取り入れられたことにより、デザインのトレンドが一気に変わりました。このタイミングでいち早く新トレンドを取り入れた自社アプリを出して、アプリ開発案件を獲得するためのアピール材料にする、というのが最近リリースが重なった理由としては一番考えやすそうな気がします。あくまで妄想ですが。

ライフログ系のサービスはユーザーの行動情報が取得できるので、それをある程度匿名化して大企業にデータを販売する、なんていう隠れたモデルが存在するかもしれないので、知っている人はこっそり教えて下さい。