Monthly Archives: 10月 2013

Twitter創業者が始めた新ブログサービス「Medium」が流行るか考察してみた

TwitterのCo-FunderだったEvan Williamsさんが始めた上品なブログプラットフォーム「Medium」が一般向けに公開されました。

140文字限定のTwitterとは異なり、従来のブログと同様文字制限なく文章を書き公開することができるMedium。もうたくさんブログプラットフォームあるのになぜ?と思いますが、スマホ時代になり情報の消費のされ方が変化している現在。新しいプラットフォームが切り込んでいける余地もあるかもしれません。

新しいプラットフォームを立ち上げるときにまず重要なのは、良質なコンテンツの提供者を早く、多く囲い込むこと。今回のMediumの例では、良質なブログの書き手を集めることですね。

なので、Midiumが書き手にとって魅力的か、ブロガーの端くれとして書き手視点で少し考えてみました。

書いた記事が多くの人に読まれるか

継続的にブログを書くモチベーションとなるのは、より多くの人に読まれることと良質なフィードバックを貰えることであることは個人的な経験から強く感じます。

Mediumの場合LikeやRTに加え、任意のテキストにコメントつけることができる点が特徴的です。記事の気になる部分をドラッグして「+」ボタンを押すとその部分にコメントを入力できるので、従来のコメント機能に比べてより具体的なフィードバックを貰える可能性が高いかも。

ただし、どうやら書き手をフォローする機能は今のところないようです。その代わりにカテゴリと同義のCOLLECTIONSをフォローすることで、興味のある記事を拾えるようになっています。このサービス内で書き手としてのプレゼンスを上げるのは少し時間がかかるかも?

ちなみにアクセス解析はGoogleAnalyticsのような外部ツールは導入できないが、Statsという画面で日々のアクセスを確認することができます。

簡単に記事作成ができるか

多くの人に読まれやすいPFでも、立ち上げまでのステップ数が多かったり、記事作成が面倒だったりすると人は逃げてしまうのですが、その点は全く心配ないようです。Twitterかメールアドレスがあれば簡単にアカウントの登録ができるし、記事作成もフォーマットが決まっているので、記事の内容を考えてタイプする以外に面倒な手間はかかりません。

書き手に収益があがるか

SNS上の発信とは異なり、Adsenseやアフィリエイトなどを貼り付けることでブロガーは収益を上げることが可能です。Mediumでできるか少し試して見たのですが、今のところ無理そうです。まぁ当然ですよね。

書き手とって楽しいサービスになることができるか

フォーマット通りに文章を書いてアップするだけでキレイなフォントとレイアウトの記事になるのは素敵なので、これからブログを始める人にとってみれば有力な選択肢の一つになるかもしれません。

ただ正直なところ、既にある程度継続したブログを持っている人や、色々カスタマイズして情報発信したいコアな人をスイッチさせる程グッとくるものは感じなかったかもです。(この記事も引き続きWordpressで書いちゃってますからね)日本語圏で生活しているというのも大きいのかもなぁ。

とはいえまだまだ始まったばかりのサービス。これからの進化に注目です。




映像制作特化型のクラウドソーシング「viibar」がいい感じだった

ちょっとした動画でも、業者に頼むと結構な値段するんですよね。僕も昔サービスの紹介動画に100万円くらいかけてしかもお蔵入りにしたという苦すぎる経験を持っています。発注側と制作側の意思疎通って結構難しいし、撮影の同行とか面倒だったなぁ。

OnlabのDemoDayでそんな課題を解決できそうなviibarという素晴らしいサービスを見つけたので少しだけ紹介します。

工程ごとに専門家が作業するクラウドソーシング

映像制作の発注を行うと、viibarに登録しているクリエイターたちがシナリオ作成、撮影、編集、音入など各プロセスごとに作業し映像の制作を行ってくれます。クリエイターたちはviibarの審査をクリアした一定レベル以上の力を持つ人たちのみ。

また、クリエイターたちとのやりとはオンラインで完結できるため、プレビューや修正指示なども簡単に行えます。さらに全体のディレクションはviibarが担当してくれるので、発注側は細かいスケジュールなど気にする必要なく動画を納品してもらうことができるようです。

イラスト特化のクラウドソーシングを行うMUGENUPに近いモデルかなと思いましたが、確実にニーズのある分野だし、いい感じに成功しそうなオーラを感じたサービスなのでした。




クラウド郵便受サービス「Outbox」にグッときた

郵便物(主にDM)は毎日届いているのでしょうが、物臭な人間なものでポストの中身を確認するのは週に1回程度。たまに支払い関係の重要なお知らせなんかも入っているし、しばらく保管しておかなければいけない書類なんかも届くことがあるわけで、郵便物の選別・管理って結構面倒くさいなーと思っています。最近では請求書や領収書とかをスキャンしてEvernoteに一旦入れる人もいるようですが、そこまでマメな人を見ると自分にはできないなぁなんて思うわけです。

そんな困った郵便物の管理を一気に解決できそうなサービスが「Outbox」です。

郵便物を代理で受け取り、データにして送信してくれる

提供してくれるサービスの内容は至極シンプルで、郵便物を週3回個人の郵便受けから回収してスキャン。電子化された手紙はアプリやWebから閲覧可能なデータとして届けてくれます。また、紙で欲しい手紙は改めて郵送してくれたりもします。

郵便物のデータを見ながら、以降は読む必要のないDMは購読リストから削除できたり、逆に毎回ちゃんと紙で届けて欲しい郵便物を選択することもできたりするようです。

初月無料で2ヶ月目以降から$7.99/月の料金が発生するようですが、プライバシーさえちゃんとしてれば全然課金していいなーと久しぶりに思えたサービスでした。残念ながら現在のところ、アメリカのみのサービス提供となっていますがアドバイザリーのメンバーも豪華なようなので、一気に成長して早く日本でも展開してくれると嬉しいなぁと思いました。



iPhone発売以来Appleが買収した21社を眺めて買収技術の製品化スピードに驚いた件

Twitter買収企業リストの記事がたくさん読まれていてビックリしています。

未上場なのに29社も買収していることへの驚きや、買収スパンの短さなど様々な反応をいただきましたが、総じてアメリカ半端ないわ、というリアクションで多数を占めていたような気がします。買収リストについて、いろんなバージョンを見たいという声もいただいたので、AppleがiPhoneを発売してから買収した企業のリストを作ってみました。

ハードウェアを作っているだけあって、半導体メーカーをいくつか買収しているのがTwitterと大きく異なるところ。で、これをiPhoneとiOS進化の歴史と並べてみたのが下の図。

Siriに代表されるように、Appleが買収した技術をiPhoneに取り込んでいるのはよく知られた話ですが、驚いたのはそのスピード。会社を買収してから製品に組み込んでリリースするまでの期間の短さがすごい。

例えば、iAdのQuattro Wirelessを買収したのは2010年1月で、iAd搭載のiOS4.0がリリースされたのは2010年6月。買収からたった5ヶ月で自社製品にしてしまうこのスピード感が半端ないです。この前リリースされたiPhone5sの指紋センサーもAuthenTecの持つ技術だったんですねー。

直近で買収した乗換系のサービスやパーソナルアシスタントのサービスがどのように活用されるのでしょうか。Siri進化に活用されるか、MAPアプリに活用されるか、はたまたi乗換がリリースされるか、今後もAppleから目が離せません。




ヤフー・楽天・アマゾンのEC国内シェア。1年後どうなってるかなー

EC関係者に大激震を与えたヤフーの「買い物革命」

出店料を無料にしちゃってヤフーはどうやって稼ぐの?なんて思ってしまいますが、そんな時には鳥の目。ヤナティさんのエントリにあるように、ソフトバンクグループ全体で見てみると失った利益を余裕で取り返せる事業シナジーがあるかもしれません。

今回のヤフーの発表が楽天の事業にどのくらいインパクトを与えるか考察してみたかったので、楽天のIR資料を眺めていたらECの国内シェアを見つけました。

1年後はこのシェアがどうなってるんでしょうね。楽天もこの戦略に追随するか、また違った手を打ってくるか、何かしら仕掛けてくると思うので、この3強のシェアに大きな変化はなさそうな気がします。大きな戦略の見直しが必要なのは中小や最近参入したモール。そういえばポンパレモールをオープンしたばかりのリクルートは大丈夫なのでしょうか。