楽天が買収したVikiをじっくり見てみた


複数の媒体が報じたように、楽天がシンガポール発の動画サービスVikiを買収した模様です。

こういうニュースに対して1次情報だけを見て分かった気になってしまう癖があるので、実際にどんなサービスなのか、買収によりどんなシナジーを生み出せるのか、サービスを触りながら考えてみることにしました。

Vikiの概要

●サービス概要
各国ローカルの映像コンテンツを任意の言語の字幕を表示して視聴できるサービス。月間視聴者数は2,200万人。字幕の翻訳はオンライン上のボランティアスタッフが賄う。
●会社概要(from CrunchBase)
2010年創業、従業員28人。シンガポール、ソウル、サンフランシスコにオフィスを構える。
サービス名のvikiとは、videoとwikiを組み合わせた造語らしい。
●その他
VikiのFacebookページのファン数は510万。楽天繋がりのPinterestのファン数は279万なので、もしかしたらすごいのかもしれない。

VikiのTOPページを攻める

TOPページのヘッダは「TV」「MOVIES」「MUSIC」「NEWS」と大きく4つにカテゴライズされている。このあたりから、Vikiのポジショニングがだいたいわかる。同じくTOPページからは自分が途中まで見た動画の続きが見れたり、Facebookで友達の人が最近見た動画なんかがわかる。(日本人的にはこれは少し嫌かも)

Vikiの動画再生ページを攻める

再生ページの一番の特徴はやはり字幕。すでに翻訳されている言語であれば瞬時に字幕を切り替えることができる。Youtubeと同様の通常のコメント機能の他に、ニコニコ動画のように特定の再生時間へのコメント投稿もできる。世界の人たちがどこで盛り上がっているかが分かるので面白い。また、この動画はどこの国のコンテンツなのか、というタグがつく。これも興味深い機能。

複数プラットフォーム向けのアプリが出てる

こんなにも大量のプラットフォームに対応するのはコストがかなり掛かりそうですが、動画サービスにとってマルチデバイス対応は超大事なので、このあたりは気合と心意気を感じます。

Vikiの翻訳ボランティアが熱い

前述の通り、多くの字幕翻訳ボランティアに支えられているViki。コミュニティページには、字幕作成数ランキングがあり、各言語ごとに絞り込むこともできる。ちなみに今週ランキング1位のMariana123さんの字幕作成数はなんと42,333件。凄まじい・・!

ボランティアをいかにコントロールするか

TechCrunchによると、今回の買収は楽天がビデオコンテンツを強化したかったから、という理由と翻訳してくれるクラウドソーシングの仕組みをECに応用したかったからという動機があるようです。

ビデオコンテンツの強化にはダイレクトに結びつきそうな気がしますが、映像を見ながら字幕を翻訳してくれるボランティアの人たちが、ECを始めとする他サービスの翻訳をやってくれるかどうかは、彼らが何に動機づけられているかによるなぁなんて思いました。

とりあえず、ひと通り調べてみてVikiは使いやすいしとても考えられてるサービスだということは理解できたので、これからちょくちょく使ってみようかと思います。





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