Monthly Archives: 7月 2013

お金の代わりに「時間」を寄付するクラウドファンディング

photo credit: aenimation via photopin cc

が、欲しいなと。

プライベートプロジェクトとして立ち上げたいサービスがいくつかあるのですが、プログラミングもデザインも全くできない僕は、実際のモノ作りに関与することができません。(勉強はしてるのですが・・・)

手伝ってくれる人をオフラインで探すのって結構手間だし、wishscopeとかでたまに仲間募集的なものを見かけるのだけど、もう少し「それ専用」のモノがあればいいなぁと思っています。

かつて無いほどスタートアッパーが注目されている世の中になってますし、アイディアはあるけどモノは作れない、という人は山ほどいるはず。「そんなん、自分で仲間集めろや」とか「自分で作れるように努力せいや」的な考えもわかるのですが、そういう人たちにより添えるサービスがあってもよいはず・・・!

ということで、思いついたままを書いてみる。

●サービスのターゲット
新しいサービスやビジネスを作りたい。アイディアはあるけど技術のない人たち。

●サービスのイメージ
自分の作りたいサービスや成し遂げたいプロジェクトの概要をパワーポイントでも動画でもなんでもいいんだけど投稿する。そのサービスに共感し、一緒に参加したい人は自分の「時間」を寄付できる。「8月は10時間貸してやるぜ」みたいに。起案者が見積もった合計作業時間が集まると、プロジェクト成立。実行に向けて動き出す…。

しかし、早速クリティカルな問題に気付く

通常のクラウドファンディングの場合、小額の出資でも大勢が集まることでプロジェクトを前進させる大金になります。お金でなく、「時間」を寄付してもらう場合、特にITサービスを作るとすると、ひとりの人間に比較的がっつりコミットしてもらわないと、そもそもモノを作るのが難しい。また、プラットフォームとして運営することを考えると、集まった金額の10%を利用料としてもらう、みたいなことができないので、別のマネタイズを考えないといけないです。

ということで、このままではサービスとして成立させるのはなんだか難しそう・・・。

ただ、みんなの力を少しずつ借りる、という元気玉的な発想は色々使えそうな気がします。離れた場所で大勢の人が短い時間同じことをやる。例えば、みんなで10分間だけ打ち水して気温を冷やしてみる、とか遊び感覚でもよいのだけど、個人個人の労力は少なくてもみんなで呼びかけて、大勢集まることで凄い力を生むことができるプラットフォームがあると、インターネットがもっと楽しくなるかもしれないと思った、ある夏の日でした。

【お知らせ】
ブログのFacebookページを作りました。
「いいね」するとブログ更新時をお知らせします。




インタラクティブな知育玩具「UBOOLY」がなかなかステキ

UBOOLY

サイトを見れば、どんなものかすぐわかると思いますが、専用のアプリが入ったぬいぐるみにスマートフォンを入れると、キャラクターとおしゃべりできるおもちゃです。どうやら「エデュケーショナル・トイ」という分野の製品らしいですが、なによりサイトの見せ方が非常にうまい。

こんなのプレゼントされると、子供は興奮しそうだなー。

スマートフォンやタブレットで市場をリプレイスできる余地が大きいと思っているので、以前から知育の分野には大きな関心を持っています。こういったアイディアをうまく活用することで、子供が楽しんで学べるサービスを作りたいなぁなんて思うわけです。

スマホを入れるぬいぐるみの値段は約30ドル。
アプリは無料ですが、アプリ内でのコンテンツ課金もあるようです。

ドリコムさんがソーシャルゲームのノウハウを教育アプリに転用して成功し始めているようですが、UBOOLYのように、ハード+アプリという知育の分野もアリなのではないかと。

【お知らせ】
ブログのFacebookページを作りました。
ブログ更新時にお知らせしますので、もしよければ「いいね」をお願いします。




スマホ時代の個人間取引は「オークション」より「フリマ」の方が良いのかな?

photo credit: DutchAstrid via photopin cc

いろんなサービスのトラフィックがPCからスマホにシフトしてきているようで、僕のブログも40%くらいはスマホで読んでいただけているみたいです。空き時間に情報を仕入れたり、友達とのコミュニケーションのためだけでなく、モノを買ったりするのもほとんどスマホから、という人も増えているようです。

最近、Frilmercariなど個人間で取引ができるフリマアプリが増えてきています。特にFrilは女子大生やOLを中心に結構いい感じに流行ってるらしく、僕の周りでも使っている人は多いです。

ただ、ちょっと思い返してみると「個人間取引」といえばヤフオクに代表されるように、オークション形式が一般的だったような気がします。(過去形はちょっと違うか。)

最近出るアプリはなぜ「オークション」でなく、「フリマ」が多いのでしょうか。
おそらくヤフオクからリプレイスするために「フリマ」にしているのでしょうが、その要因がなんだか気になってきたので理由を考えてみました。

オークションは難しい、というのが一番の理由みたいなのだけど・・・

同じくフリマアプリのショッピーズのアプリ説明文を見る限り、特に女子はオークションに対して「難しそう」というイメージを持っているようです。

【アプリの特徴】
フリマ(フリーマーケット)への出品が超カンタンに!カメラで撮ってすぐ出品!
売りたい値段を自分で決められるから、ヤフオク(オークション)は難しそうだという女の子でも安心&カンタン!
画像表示が速い!欲しい商品がサクサク探せる!
画像表示の切り替えがすぐできて、一度にたくさんの商品が見れる!
「オススメ」であなたに合った商品をチェック!検索をすればするほど、あなた好みの商品がでてくる!
(ショッピーズiPhoneアプリ説明文より)

たしかに、売り手としては希望する落札価格に近づけるために、初期の値付けをどうするかと考え無くてはいけないし、買い手としては購入するときにライバルとの駆け引きをしながら、タイミングを図って落札ボタンを押さないといけなかったりするわけで、瞬間的にモノを売りたい・買いたいユーザーにとってみるとオークションはハードルが高いかもしれません。

今のところうまく行っているフリマアプリは女子がメインターゲットになっているモノが多く、その中でも比較的低単価な衣類や雑貨などが多く取引されているようです。

10代後半〜20代女子の可処分所得の中で、衣類・雑貨が占める割合は非常に高く、しかも月の購入点数は少なくないはず。買うモノの中には新品もあるでしょうが、中には購入コストを押さえるために、ユーズドも含まれるはずで、ネットを使えば好みの商品も簡単に見つかるわけです。

その商品を購入するときに、いちいち他ユーザーとの落札競争に巻き込まれたりすればストレスだし、いらなくなったものを販売するにも、いちいち価格とかプロセスとかに迷ったりすると、使わなくなっちゃうだろうなぁ。

そういったオークションに関わる面倒ごとを排し、極力簡単に売り買いできるように工夫することで、「女子の日常使うアプリ」になれていることが女子向けフリマアプリが好調な理由なのかなぁなんて思いました。

ちょっと気になるのは、ユーザー間のコミュニケーションが商品の売買活性化に重要な働きをしているかどうかというところ。オークションの形式では成立しにくいような気がするユーザー間のコミュニケーションによって、「この商品が欲しい」だけではなく、「この人から買いたい」ということが売買の活性化に強く影響するのであれば、C2Cのサービスでフォロー・フォロワー的なユーザー間のコミュニケーション機能はマストだったりするかもしれないですね。このあたりは各社がどう考えているのか気になるところです。

なんだか書いているうちに女子向けサービスの話になってしまいましたが、ドウゲンザッカーバーグさんが近々、boloという男子向けフリマアプリを出すみたいなので、男子にもフリマアプリが受け入れられるのか、かなり気になっています。

【お知らせ】
ブログのFacebookページを作りました。
ブログ更新時にお知らせしますので、もしよければ「いいね」をお願いします。




zaimと連携したクックパッドの狙いを考察してみるお。

クックパッドのIR資料に「食に関する生活インフラ」として出資先のzaimが入っていたので、今後どう連携していくのか注目していましたが、まずは「特売情報の通知」という機能で連携を開始したようです。

クックパッドの「特売情報」と連携を開始しました

家計簿と特売情報の連携ってどういうこと?って思ってしまいますが、

「家計簿を付ける際、節約目的のなかでも特に関心が高いものの一つが食費になります。
またクックパッド株式会社が 2012 年 7 月に実施したアンケートでは、「新聞を購読していない」ユーザーが 37%となり、スマートフォン等での特売情報閲覧のニーズが高まっています。そこで今回、家計簿上で特売情報を確認できる機能を追加いたしました」

ということから、「家計簿をつける人は節約に敏感である」というユーザー象が浮かび上がってきます。つまり、特売情報を通知してくれることは「家計簿をつけるユーザー」にとってメリットが大きいということであり、zaimユーザーによってはいい連携になるのではないでしょうか。さらに、クックパッド的には「食に関わるサービス」でユーザーの囲い込みを強化することができるので、その後のプレミアムサービスへの誘導や、データ販売にもつなげることができそうですね。

zaimには、ユーザーがいくらの収入を得て、何にお金を使っているか、という情報が細かく、大量に蓄積されているはずです。どんな人にどういう食品・食材が売れているのか、という詳細なデータが手に入ることで、クックパッド自体が今後サービスを開発していく上で重要な判断材料になるし、企業に販売するマーケティングデータとしてもさらに価値あるものになる気がします。

【お知らせ】
ブログのFacebookページを作りました。
ブログ更新時にお知らせしますので、もしよければ「いいね」をお願いします。

リクルートの写真アプリ「cameran」のブランド化で気付いたソーシャルアプリの今後について

スマホを持つようになってから、撮る写真の枚数が格段に増えました。

写真なんて、昔は旅行に行ったときとか、特別なイベントがあったときぐらいにしか撮らなかったのですが、SNSのおかげで日常のふとした風景もスマホに収めてしまう癖がつきました。

おそらく、2013年現在は人類史上最も写真が撮られる年になるでしょうし、来年も再来年もその記録は更新していくだろうと思います。大量に撮る写真は、思い出を残すためでなく、「今、何が起きているか」を知らせるために目的が変容しており、写真はもはやコミュニケーション手段なんだなと強く感じています。

テクノロジーの進歩により、人の行動に変化が生じると、ぽっかり空いた新領域を埋めるサービスが登場してきます。

スマホ普及初期に大量に登場した写真共有サービスはその代表例で、instagramのようにノンジャンル型の写真共有サービスや、女子特化型のSnapeee、グルメ特化型のSnapDishなど、色々な写真共有サービスが一気に登場して、スタートアップ業界では写真共有アプリが一つのトレンドになってたような気がします。

ブランド化するcameranとソーシャルアプリの今後

写真家の蜷川実花さんとのコラボレーションで生まれたリクルートの「cameran」は、色彩の鮮やかな蜷川さん風の写真を撮れることで一気にユーザー数を増やし、その後SNS化してユーザーがcameran内でコミュニケーションをとれるようになりました。

さらに、女性誌とタイアップして雑誌の表紙みたいなコラージュ写真が作れるcameran COLLAGEや、ローカルに保存している写真を日付で整理してくれたり、写真袋のように友達と簡単に写真をシェアすることができるcameran ALBUMと、リクルートは女子向け写真サービスをcameranブランドで統一し始めているようです。

cameranブランドの展開を見ると、「加工する」、「整理する」、「シェアする」という写真に必要な機能をアプリごとに特化させ、cameranブランド全体で女子スマホユーザーを囲い込もうとしている感じなのでしょうか。

抱えたユーザーにECで買い物してもらうのか、アプリ内で使えるアイテムを買ってもらうのか、何をしようとしているのか今のところ分かりませんが、同質のユーザーを大量に抱え込むことでリクルートが得られるビジネス的なメリットは大きそうです。

リクルートも然りですが、最近はLINEやサイバーエージェントのように、ブランド化されたサービスでユーザーを囲うアプリが増えてきたなーと思っています。そろそろアプリのビジネスも大企業中心になってきてしまっているのかな、なんて思うと少し寂しくなったり。

スマホアプリは大手有利の時代【湯川】

この記事を読んで、結構共感してしまったんですよね・・・。