Monthly Archives: 7月 2013

Qixil(キクシル)に与沢翼氏が光臨するのが少し心配の巻

実名制Q&AサービスのQixil(キクシル)が展開する「なんでも答えます」キャンペーンの第3弾に与沢翼さんが選ばれたようです。

第1弾はサイバーエージェントの藤田晋さん、第2弾は元NHKで8bitNewsの堀潤さんが登場し、集中的にユーザーからの質問を集め回答することによって、今までみんなが知りたいことを知ることができたりその人の価値観や人となりを理解することの助けになってきたので、とてもいい企画だなーと思っていました。

そんな中、第3弾に与沢さんが選ばれたのを見て、面白いなーとも思いましたが、少しだけ心配になってしまったので、その理由を少しだけ。

注目は集まるだろうけど・・・。

ネットではよくネタにされている与沢翼さん。

確かに色々聞きたいことはあるし、どんな人なのか興味もあります。そんなユーザーの欲求には答えられるキャンペーンになると思うけど、これは手を出してはいけない領域な気が・・・。

このキャンペーンによるQ&Aのやり取りも問題なくされるだろうし、与沢さんの真摯な受け答えに感心する人も多いかもしれない。このキャンペーンの実害はないだろうけど、間接的に与沢さん周辺のビジネスに興味を持つ人を増やすことに加担するのではないかと思ったりしてしまいます。

また、このキャンペーンは注目を集めるでしょうし、ユーザーも増えるだろうけど、Qixilのブランディング的には大丈夫かな?このキャンペーンきっかけで一気にブランドが毀損するとは考えにくいけど、グレーな人をフィーチャーすると同じような人が寄ってくるものです。Qixilが慎重に作ってきたコミュニティを壊すきっかけにならないことを祈るばかりです。

心配しすぎなら良いのですが。

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【市場規模600億円】日本でも展開できそうな海外農業系スタートアップを調べてみた

少し前のレポートになりますが、2020年には日本の農業のIT化市場は600億円になると言われているようで、農業に関わる流通など周辺の市場も含めるともう少し大きな規模になるのではないかと思っています。

農業を始めとする第一次産業にITで貢献できる余地は多そうですが、日本の農業系スタートアップはまだまだこれからのようなので、海外で立ち上がっているサービスをいくつか調べてみました。

酪農家向け経営管理ツール:Farmeron

1,000以上の酪農家が使っている酪農家向けの経営管理ツール。買っている牛の情報を管理したり、餌のコストと牛乳の生産量から生産性を分析し、蓄積されたデータから効率的な酪農家の経営を支援することができる。

農作物生産管理ツール:AgSquared

5,000を超えるユーザーが登録している、農家のための農作物生産管理ツール。
農作物ごとに生産計画を立案し、実績を記録、結果をレポーティングするというPDCAサイクルを回し、効率的な農作物の生産の手助けとなる。勘と経験に左右されがちな農作物栽培についてのノウハウをストックできる。

農作物生産管理ツール:FarmLogs

同じく農作物の生産管理ツール。見た感じ、使いやすそうなUI。日本でもメーカー系のベンダーが生産管理ツールを作っているみたいだけど、機能とUIが複雑でリテラシーが低めの人にはハードルが高いかもしれない。こういう専門ツールの開発にはノウハウの集積が必要だと思うけど、ユーザーに「使いにくいと思わせない」が大事なポイントになるので、スタートアップにも参入の余地はあるかも。

食肉売買プラットフォーム:AgLocal

地域の畜産農家とレストランや卸売業者をマッチングし、オンラインで食肉の売買ができるプラットフォーム。畜産農家はプラットフォームを通じて生産した食肉をレストランや卸売業者に販売することができ、レストランは信頼できる畜産農家を簡単に探し、注文することができる。

番外編:Freight Farms

日本では微妙かもしれませんが、面白かったので番外編として。
野菜が栽培できるコンテナを製造し販売するスタートアップ。コンテナなので作った農作物をそのまま輸送できる。コンテナをおけるスペースさえあればどこでも農作物を栽培できるようなので、空いている土地を有効活用する手段として、もしかしたら日本でも可能性はある・・・かも?w

まとめ

一部を除き、農家のIT活用はまだまだのはず。となるとこういったサービスを作ってもユーザーの獲得にとても苦労しそうですが、辛抱強くノウハウを集めたところが数年後のデファクトになりそうな分野かな、と思いました。

レポートを見る限りでは、日本国内の市場規模はそれほど大きくはないですが、国内である程度の地位を獲得できれば、海外への横展開がやりやすい分野なのかな?素人考えではそんな風に思ってしまいますが、国々ではそれぞれ事情が違うかもしれないので、その当たりは詳しい人に聞きたいところです。

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「掘り出し物」の個人間取引はスマホ時代でも「フリマ」より「オークション」の方が良いと思う

photo credit: Corvair Owner via photopin cc

スマホECやらC2Cの分野がアツすぎるので、最近書く記事が偏り始めていますが、懲りずにまたこの分野のことを。

スマホ時代の個人間取引は「オークション」より「フリマ」の方が良いのかな?

この記事で書いた通り、スマホユーザーにとって、複雑で手間のかかるオークションよりもフリマ形式の方がマッチしているのではないか、という考察を書いたわけですが、そうは言ってもオークション形式の方が盛り上がりそうな商品ジャンルってあるよなと思ったのでその辺りを書きます。

人によって価値が大きく異なる商品郡はオークション向き

多方面から絶好調と聞くFrilは「女子向け」という属性で特化して、ユーザーのコミュニティを上手に形成することで売買を活性化し、ヤフオクからユーザーを持ってきている感じっぽいです。

衣服は人によって価値は大きく変わらないので、売り手と買い手に金額感のギャップが大きくなければ、ムダにオークションで駆け引きするより、インスタントに取引できるフリマの方が合っていると言えるかと思います。

一方で、熱烈なファンを抱える商品や、一時的に人気が集中していて購入難易度が上がっている商品など、売り手は高い金額を払ってでも買いたくて、買い手は少しでも高い金額で売りたい商品って結構あると思うし、そういう商品の取引はやはりオークションの方が合ってるかなと思っています。例えば以下のようなジャンル。


●タレント・アニメグッズ
●レア度の高いノベルティ品
●何かしらの限定品
●人気コンサートチケット

「良質なコミュニティを形成し、売買を活性化する」という現時点でのフリマアプリの成功パターンは生かせなさそうですが、「掘り出し物が買えるアプリ」というポジショニングをとればスマホ時代でもそこそこサービスとして成立しそうな気がしますが、どうでしょうか。

売り手としては、1円でも高い金額で売りたいはずで、良質な買い手が一番多いサービスを選択するだろうから、現時点ではヤフオクがファーストチョイスになっちゃうのかな。
決済周りの簡便さなのか、商品のレアリティをうまく伝える工夫なのか、ポイントはまだなんとも言えませんが、エッジの立ったサービスを作れば、もしかしたらうまくいくかも?なんて思いました。

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写真共有アプリからECへのピポッドが加速しそうな予感

エニグモ運営のファッション型写真共有アプリ「stulio」がECアプリにピポッドするようです。
エニグモはもともとBUYMAを運営しているということもあり、ECやC2Cは得意分野のはず。今回のピポッドで投稿したアイテムをユーザー間で売買できるようになるため、コーディネートの「自分用ストック」と「他人へのシェア」と「個人間取引」が両立するきれいな感じになりそうです。

ただ、個人的にはエニグモに限らず、今回のような写真共有アプリ→ECへの方向転換の流れは加速していきそうな気がしています。

写真共有だけでは、儲からない。

instagramのようなノンジャンル型、フード特化型やファッション特化型などたくさんの写真共有アプリがリリースされていますが、マネタイズ手段はだいたい以下4つのはず。

●公式アカウントを提供し、企業からの定額売上
●フォトコンテストなどのタイアップイベントからのスポット売上
●マーケティングデータ販売(あんまりないと思うけど)
●写真プリントサービスやその他オプションサービスのユーザー課金

いろんな所で話を聞きますが、これだけだとユーザーが100万人単位になっても、マネタイズは結構きついです。バイアウトとかであれば話は別ですが、写真共有サービス単体で黒字のところって、今のところない気がしています。リリースして1年以上のサービスも増えてきたでしょうから、次の展開に踏み出そうとしている会社は多いかもしれません。

コマースへのピポッドは必然の流れ

サービスをリリースするときに将来的なマネタイズのことを考えるのは至極当然で、特にジャンル特化型の写真共有アプリの場合は、将来的にアプリ経由でコマースへの流れは多くのところが意識しているのではないかと思っています。

特にファッション系はフリマやオークションのようにC2Cへの転身がしやすいですし、snapeeeのようにアジア圏に大量のユーザーを抱えていれば、日本の商品をアジアのユーザーに買ってもらうEC的な流れも容易に想像がつきます。

今年はスマホECが盛り上がり始めていますし、C2Cもアツいわけです。C2Cのサービスを立ち上げて1からユーザーを集めるよりも、既にユーザーを抱えているサービスがC2Cとか始めちゃうほうが効率がよいですからね。

個人的にはインテリア系のC2Cが欲しいなぁと思っているので、インテリア写真共有のRoomClipとかがC2Cを始めてくれると助かるのですが・・・。

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ミクシィの「Plannah」という新サービスの内容を妄想してみた

deploygatenohanaを生み出した「ミクシィ・イノベーションセンター」から「Plannah」という新サービスが登場するみたいです。

今までリリースしてきた、2サービスもスマッシュヒットしているので今回はどういうものを出してくるのか、非常に楽しみにしております。

まだティザーサイトしか公開されておらず全く手元に情報がない状況ですが、今回もまた新サービスの内容を妄想してみました。

アイディアのプラットフォームなんではないだろうか、と思ってみる

経営陣を刷新し、新体制になったmixi。

アイ・マーキュリーキャピタルを設立したり、新規サービスを出したり、代表が斜め上のブログを始めたりと、一気に雰囲気が変わってきたとはいえ、会社を支えるためのキャッシュを生み出すSNS自体を盛り上げていくのはなかなか難しい状況かと思われます。

現状の会社規模を維持し、今後さらに成長していくためには、僕が言うまでもなく新規サービスを開発し、ユーザーを増やし、収益をあげていかねばなりません。

新規サービスを生み出すためには優れたプランナーと優れた開発者が必要ですし、mixi社内にも相当優秀な人が多いと思うのですが、外部から力を借りるのもありなのでは?と思ったりしています。その施策がもしかしたら、studypluscloseの出資なのかもしれないですし、「Plannah」だったりするのではないかと。

とまぁ状況と名前から勝手にイメージすると、コトナスBlabo!のようなアイディア募集系のサービスに近いものが出てくるんじゃないだろうかと思っていますが、「イノベーションセンター」と名前がつくチームが出すものなので、ぼくの全くの検討違いのものが出てきそうな気がしてなりません。近日リリースで、チームのみなさんも何かとバタバタしていると思いますが、楽しみにお待ちしております。

※追記
コウゾウの山田進太郎さんから、精度の高そうな予想をいただきました。完敗の予感です。

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