Monthly Archives: 5月 2013

注目の特化型クラウドソーシングサービス5選


特化型クラウドソーシングが増えてる!

ランサーズクラウドワークスが大型の資金調達を行っていることでも注目されているクラウドソーシング業界。前回の特化型クラウドファンディングまとめに続き、今回は特化型クラウドソーシングをまとめてみました。

翻訳特化型クラウドソーシング「conyac(コニャック)



翻訳したい文章を入力し言語を選択すると、世界中の訳者から翻訳した文章が届くサービス。conyacは僕も使ったことありますが、訳者からのレスポンスが早くなかなか使い勝手がよいです。昔は短めの文章専用でしたが、最近は長文の翻訳にも対応している模様。

ロゴデザイン特化型クラウドソーシング「designclue



世界中のデザイナーがコンペに参加してくれるところが特徴。リニューアルしたTechWaveのロゴはここのサービスを使って決めていたはず。

音声特化型クラウドソーシング「Voip!



個人的にはこれ面白いなーと思いました。すごいニーズありそう。コンテンツやアプリで音声を入れたいなぁと思って専門のところにお願いすると結構な値段するんですよね。発注側は確実に単価が下がるし、声優学校に行ってる学生さんなんかはいいバイトになるんじゃないでしょうか。

プロフェッショナル特化型クラウドソーシング「CloudEXPERT



5分間500円で社外の専門家に相談できるサービス。まだオープンして間もないようですが、SEO特化型のココナラのような感じなのかな?このジャンルには興味あるのでしばらく見守っていきたいです。

ゲームのイラスト特化型クラウドソーシング「MUGENUP



キャラデザイン、背景、線画などパート単位での受注も可能な模様。ソシャゲイラスト特化のサービスがあるなんてビックリしましたが、それだけ受発注側双方にニーズがあるということでしょう。

photo credit: IronRodArt – Royce Bair (“Star Shooter”) via photopin cc


雨後の筍のごとく出現する特化型クラウドファンディングサービスをまとめてみた


増殖するクラウドファンディングのサービス

サイバーエージェントも参入すると話題のクラウドファンディング市場。どうやら盛り上がっているようです。クラウドファンディングの仕組みはどこも同じで、プロジェクトの起案者が応援者から資金を募り、目標額をクリアできればプロジェクトをスタート。出資者には見返りとして特典をプレゼント、というのが基本のスキームです。日本国内のクラウドファンディングは、昨年くらいであればREADYFOR?CAMPFIREの両雄が頑張ってマーケットを盛り上げていましたが、最近になって特化型のクラウドファンディングが多数出現してきています。

起案者、出資者どちらにもメリットのある特化型

プロジェクトの起案者としては、自分のプロジェクトに共感してくれる人が多いプラットフォームの方が資金調達の可能性が高くなるし、出資者としては自分が応援したいプロジェクトを見つけやすいプラットフォームを継続的にウォッチするはず。となると、特化型のクラウドファンディングって理にかなっています。ということで、最近気になるジャンル特化型のクラウドファンディングサービスをまとめてみました。

女子特化型”GREEN GIRL”


スポーツ特化型”Sportie FUND”


モノ特化型”Cerevo DASH”


アニメ特化型”anipopo”


映画特化型”FiRoom”


市場性と運営が継続のポイント

という感じで属性軸や趣味思考軸など、いろんな特化型サービスがあるようです。特化したマーケットにニーズがないと、サービスを継続できないし、魅力的なプロジェクト起案者を継続的に探さないといけないし、サイトに訪れてくれる出資者を集めないといけないし、という感じで泥臭いオペレーションが必要だと思われる特化型クラウドファンディング。ただ、自分のやりたい事を実現するための資金集めの手段としてクラウドファンディングが一般化するのであれば、きっと少しだけ世の中が面白くなりそうなので、文化としてなんとか定着して欲しいなぁと思っています。なので、プレイヤーの皆さんには頑張っていただきたい限りです。

photo credit: marfis75 via photopin cc

【超便利】資産管理サービスのMoney ForwordとMoneytreeを比較してみた


便利な資産管理サービスが増えてる!

ZaimReceRecoMoney ForwordMoneytreeなどの家計簿サービスや資産管理サービスのニュースを見る機会が増えて来ました。何の用途にお金を使ったのかを入力するタイプや、レシートをカメラで取ると、何にいくら使ったのかを判定し管理してくれるタイプなど、サービスによってお金の管理方法は様々。今回は、あまりの便利さに衝撃を受けたMoney ForwordとMoneytree、この2つのサービスを比較してみました。(2013年5月19日時点の情報です)

そもそもMoney ForwordとMoneytreeってどんなサービスなの?

自分の銀行口座やクレジットカードの番号をサービスに登録すると、自分の今持っている資産の総額、金額の推移、入出金の情報を計算してくれたり通知してくれたりします。保持しているすべての金融機関の口座番号や秘密の質問などを最初に登録しないといけないので最初は結構面倒なのですが、家計簿を付ける必要もなく何にどのくらいお金を使ったのか教えてくれるので、非常に便利です。2つのサービスにそれぞれ特徴があるので、ちょっと説明します。

WEBでも使えて金融機関の数が豊富なMoney Forword



Money ForwordはWEB、iPhone、Androidアプリに対応しています。サービスを利用するために必要な金融機関登録は、口座番号や秘密の質問・その答えの入力が結構面倒です。スマートフォンだと挫折してしまいそうになるので、これはやはりWEBのキーボード入力が便利。

また、対応している金融機関のカテゴリと数が豊富なのがMoney Forwordの大きな特徴です。銀行、クレジットカードだけでなく証券、投信、FX、年金、電子マネー、ANAマイレージやTポイントなどの各種ポイントにも対応しており、散らばってしまう資産情報を一元的に管理できます。また、資産に変動があるとアラートメールを送ってくれるので、給与や経費が振り込まれたタイミングが把握できたりします。

発展途上だがアプリのUIが優れているMoneytree



Moneytreeは現在iPhone、iPadアプリに対応しているようで、UIは特に素晴らしい出来です。アプリをインストールしてチュートリアルから利用開始までの流れがとてもキレイだったので、おそらくUXをしっかり考えられる良いデザイナーさんがいるのかな、なんて思います。対応している金融機関のカテゴリは銀行、カード、電子マネーのみで先行してリリースしているMoney Forwordと比較するとまだまだ発展途上です。ただし、Money Forwordと比較すると、お金を何の為に使ったのかという費目の判定精度はMoneytreeの方が高い気がしており、非常に重宝しています。

で、どっちがいいの?

個人の好みに寄りますが、投資をやっていたり、たくさんの金融機関を使っていてしっかり資産管理をしたい人はMoney Forwordがオススメです。逆に、投資はしないけど、何にいくら使ったのかを細かく見たいアプリユーザーにはMoneytreeがオススメかなと思います。Moneytreeはリリースしてからまだ日が浅いので、これから間違いなく金融機関の種類が増えるでしょうし、便利な機能も追加されていくはずです。この手のサービスは一度使い始めると他のものに切り替えるのが面倒なので、自分に合ったサービスを選択してください。

photo credit: Andres Rueda via photopin cc

ようやく100万DLを達成したFaceBook Home:失敗との声も。

photo credit: Robert Scoble via photopin cc

世界で11億人のアクティブユーザーを抱えるFacebookが出したFacebook Homeがリリース1ヶ月でようやく100万DLされたようです。
Facebook Home Finally Hits 1 Million Downloads

リリース直後には多くの端末でインストールできないという問題も報告されており、何かとトラブルが続いていましたが、DL数という結果でも苦戦している模様です。Facebook社内の大半はiPhoneユーザーだったという情報もあり、それが本当だったらうまくいかないのもムリはないかなと。

この記事でも書きましたが、モバイル戦略を考える上で、ユーザーがスマートフォンからインターネットへ接続する入り口を抑えることができると、多大な利益を生み出すことができるはずです。この領域を狙ってくるところは今後もたくさん出てくるはずなので、Facebook Homeがこけてしまうと、Facebookとしては今持っている絶対的なユーザー数という優位性が崩れ、大変な状況にもなり得るかなと思っています。

イノベーションよりも金になる模倣:コピーキャット読書メモ

photo credit: Paolo Margari via photopin cc

イノベーションよりイミテーション?

経済がグローバル化し、情報の入手コストが格段に低くなっている現在、新しいモノやサービスが模倣されるスピードが格段に上がっています。アップルのiPhoneのように世界を変えるイノベーションが礼賛されるのは当然なのですが、ビジネスとして考えるとイノベーションよりも、イミテーション(模倣)の方が確実性が高いよね、ということが書かれているこの本(コピーキャット: 模倣者こそがイノベーションを起こす)を読んでいます。まだ途中なのですが気になった箇所をメモ。

製品のコピースピードは年々上がっている

一九世紀のイノベーションが発展途上国で利用されるようになるまでには一〇〇年かかったが、二〇世紀後半になると、発明がコピーされるのに二年もかからなくなった。模倣された製品が広まるまでにかかる期間は、一八七七~一九三〇年は平均で二三・一年だったのに対し、一九三〇~三九年は九・六年に縮まり、一九四〇年以降は四・九年になった。模倣者が市場に参入するまでの期間も二・九三%短くなっている。模倣のラグは一九六一年には二〇年だったが、一九八一年になるとそれが四年になり、一九八五年には一~一・五年にまで短縮した。

模倣は利益を生み出す

生産性を大きく向上させるのは、イノベーションそのものではなく、その後に加えられる改良である。そうだとすると、模倣者はたいてい、オリジナルよりも優れていると考えられるものを、オリジナルと比べて格安な値段で顧客に提供できる有利なポジションにいる。模倣するには、イノベーターがとった手順のすべてとはいかないまでも、その多くをたどり直さなければいけないので、相応のコストがかかる。しかし、模倣コストのほうが低いことは明らかであり、ほとんどの場合はイノベーターが投じたコストの六〇~七五%程度ですむ。利益率の低い時代には、この差は大きい。

模倣からイノベーションは始まる

ペプシコの元シニア・バイスプレジデント兼トレジャラーのライオネル・L・ノウェルは言う。「イノベーションを起こそうとしているときであっても、他人がどんなことをしているのかも知りたい。面白いことに、一部のイノベーションは模倣から始まっている。模倣しようとしているときでさえ、原型をさらに進化させて、イノベーションと呼んでもよいくらいのものを生み出さなければいけないと思っている」。P&Gの元最高技術責任者、G・ギルバート・クロイドの話では、独自性を生み出すのは新しい要素ではなく、その組合せ方だという。

イノベーターよりも成功する模倣者

イノベーションの真のコストを分析に反映させた場合も、また、独占が永遠に続くというような非現実的な前提を置くシミュレーションを使わずに、現実に即した設定を行った場合も、模倣者のほうがイノベーターよりはるかに大きな成功を収めている。イノベーションの優位性を支持する証拠を見つけている研究でさえ、「平均的な効果は、一部の研究者が示唆しているほど劇的なものではない」こと、そして、「今日のイノベーションには、これまでのような競争優位はないかもしれない」ことを認めている。